【サッカー】第95回関東大学サッカーリーグ戦 第12節 法大 2-5 拓大 苦しい流れを断ち切れず。まさかの大量5失点でリーグ後半戦は黒星スタート。
試合結果
トータル試合結果
2 法政大学 |
0 | 前半 | 4 | 5 拓殖大学 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 1 |
試合スタッツ※交代は法大のみ記載
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
17分 | 得点 | 拓大 | 日野翔太 | 0-1 |
18分 | 得点 | 拓大 | 山中麗央 | 0-2 |
22分 | 得点 | 拓大 | 黒木謙吾 | 0-3 |
40分 | 得点 | 拓大 | 山中麗央 | 0-4 |
42分 | 交代 | 法大 | 細谷航平→白井陽貴 | |
ハーフタイム | 交代 | 法大 | 中川敦瑛→田中和樹 | |
交代 | 法大 | 若林龍→安光将作 | ||
48分 | 得点 | 法大 | 佐藤大樹 | 1-4 |
65分 | 交代 | 法大 | 田部井涼→中井崇仁 | |
70分 | 交代 | 法大 | 陶山勇磨→今野息吹 | |
93分 | 得点 | 法大 | 中井崇仁 | 2-4 |
94分 | 得点 | 拓大 | 田中幸大 | 2-5 |
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 | 学部・出身校 |
GK | 12 | 中川真 | スポ2・徳島市立 |
DF | 2 | 陶山勇磨 | 現福4・帝京長岡 |
DF | 3 | 宮本優 | 現福4・清水エスパルスユース |
DF | 26 | 高嶋修也 | 経済3・明秀日立 |
DF | 32 | 細谷航平 | 社会2・サンフレッチェ広島ユース |
MF | 6 | 松井蓮之 | スポ4・矢板中央 |
MF | 14 | 田部井涼 | 経済4・前橋育英 |
MF | 24 | 中川敦瑛 | 経済1・横浜FCユース |
MF | 28 | 佐野陸人 | 現福3・清水エスパルスユース |
MF | 33 | 若林龍 | 現福3・桐蔭学園 |
FW | 20 | 佐藤大樹 | 経済4・北海道コンサドーレ札幌U18 |
サブメンバー | |||
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GK | 21 | 近藤壱成 | 経済3・ジュビロ磐田U18 |
DF | 29 | 今野息吹 | 経済2・三菱養和SCユース |
DF | 22 | 白井陽貴 | スポ3・矢板中央 |
MF | 7 | 安光将作 | 社会4・ジェフユナイテッド千葉U18 |
MF | 11 | 田中和樹 | 社会4・浦和学院 |
MF | 17 | 森山真伍 | 社会4・サガン鳥栖U18 |
MF | 35 | 渡邉綾平 | 経済2・前橋育英 |
FW | 4 | 中井崇仁 | スポ4・尚志 |
FW | 10 | 飯島陸 | 経済4・前橋育英 |
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 駒澤大 | 22 | 11 | 7-1-3 | 22/18 | 4 |
2位 | 明治大 | 22 | 12 | 6-4-2 | 19/15 | 4 |
3位 | 法政大 | 20 | 12 | 6-2-4 | 19/16 | 3 |
4位 | 流通経済大 | 19 | 10 | 6-1-3 | 26/14 | 12 |
5位 | 早稲田大 | 18 | 11 | 5-3-3 | 11/11 | 0 |
6位 | 順天堂大 | 16 | 12 | 4-4-4 | 20/20 | 0 |
7位 | 筑波大 | 15 | 11 | 5-0-6 | 18/19 | -1 |
8位 | 桐蔭横浜大 | 13 | 12 | 4-1-7 | 19/27 | -8 |
9位 | 国士舘大 | 11 | 9 | 3-2-4 | 11/12 | ‐1 |
10位 | 拓殖大 | 11 | 11 | 3-2-6 | 17/19 | -2 |
11位 | 立正大 | 11 | 11 | 3-2-6 | 12/17 | -5 |
12位 | 慶應義塾大 | 11 | 12 | 3-2-7 | 14/20 | -6 |
前期リーグ結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月3日 | 駒澤大 | ○3-1 | 江東区夢の島競技場 |
2 | 4月10日 | 流通経済大 | △0-0 | 流通経済大学龍ケ崎フィールド |
3 | 4月25日 | 立正大 | ○1-0 | レモンガススタジアム平塚 |
4 | 4月28日 | 慶應義塾大 | ○4-2 | 非公開 |
5 | 5月2日 | 国士舘大 | ○1-0 | 非公開 |
6 | 5月15日 | 順天堂大 | ●1-3 | 東金アリーナ陸上競技場 |
7 | 5月29日 | 筑波大 | ○4-2 | 駒沢オリンピック公園陸上競技場 |
8 | 6月5日 | 拓殖大 | △0-0 | 非公開 |
9 | 6月13日 | 明治大 | 〇2-0 | 非公開 |
10 | 6月20日 | 早稲田大 | ●0-1 | 三ツ沢公園陸上競技場 |
11 | 6月26日 | 桐蔭横浜大 | ●1-2 | 非公開 |
後期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
12 | 8月1日 | 拓殖大 | ●2-5 | 非公開 |
13 | 8月7日 | 慶應義塾大 | ― | 非公開 |
14 | 8月15日 | 早稲田大 | ― | 非公開 |
15 | 9月11日 | 立正大 | ― | 県立保土ケ谷公園サッカー場 |
16 | 9月18日 | 桐蔭横浜大 | ― | 流通経済大学龍ケ崎フィールド |
17 | 9月25日 | 順天堂大 | ― | 小出義雄記念陸上競技場 |
18 | 10月2日 | 国士舘大 | ― | 非公開 |
19 | 10月9日 | 明治大 | ― | 非公開 |
20 | 10月17日 | 筑波大 | ― | 味の素フィールド西が丘 |
21 | 10月23日 | 駒澤大 | ― | 非公開 |
22 | 10月30日 | 流通経済大 | ― | 未定 |
マッチレポート
約1か月間の中断期間を終えて、関東大学リーグ後半戦がスタート。迎えた今節は、勝ちを重ねられず苦しんでいるものの第8節で法大と勝ち点を分け合った拓大との一戦に挑んだ。今季リーグ戦初出場のDF細谷航平(社2=サンフレッチェ広島FCユース)やアミノバイタル®カップでの活躍からリーグ戦スタメンのチャンスをつかんだMF若林龍(現3=桐蔭学園)など、センターバックを中心にフレッシュな起用に。さらに久しぶりのスタメン起用となったMF佐野陸人(現福3=清水エスパルスユース)や試合後半からの起用機会が多いMF中川敦瑛(経1=横浜FCユース)などが名を連ねるなどチームの新しい形を見せる構成となった。
法大は試合開始序盤から相手に攻め入られる。思うように相手陣内にボールを運ばせてもらえず、守備の時間が続く。17分にゴール前の守備が崩れたところ突かれ先制を許すと、18分、22分と立て続けに失点してしまう。態勢を立て直し1点ずつ返していきたい法大だったが、その後もチーム全体がかみ合わない。相手の勢いを止めることができないままさらに追加点を奪われ、4失点というまさかの大量失点で前半を終えた。
気持ちを切り替えて得点を重ねたい後半。開始直後48分、佐藤大樹(経4=コンサドーレ札幌U18・町田ゼルビア内定)のロングシュートが右枠に吸い込まれ、巻き返しのきっかけをつかんだと思われた。しかしその後はメンバーを入れ替えて追い上げを試みるが、なかなか得点に結びつく攻撃の形を作ることはできず。試合終盤の93分に佐藤大のクロスを受けた中井崇仁(スポ4=尚志)が相手守備を前にうまく切り返しゴールを奪うも、直後に相手の反撃にあいダメ押しの1点を浴びて試合終了。リーグ戦再開初戦は2-5で痛恨の敗戦となった。
連敗で前半戦を終えていることもあり、勝ち点3を何としてでも取らなければならなったこの試合だったが、あと一歩のところで優勝を逃したアミノバイタル®カップ決勝戦の空気を断ち切ることはできなかった。試合全体を通して拓大に14本のシュートで攻め込まれたのに対して法大は5本にとどまるなど、攻撃と守備の両方において課題が見つかる結果に。悔しさを糧に惜しくも成しえなかった悲願のタイトル獲得を目指して、次節の慶大戦までにチームの立て直しを図りたい。
(撮影・記事/二瓶堅太・山中麻祐子)
後半開始直後に佐藤が得点するも試合をひっくり返すことはできなかった
選手コメント
長山一也監督
―試合を振り返って
完敗でした。相手の方が気持ちも運動量も勝っていましたし、完敗です。
―前半で四失点は衝撃的でしたが
監督させていただいた中では初めてでしたね。物事を軽くとらえているというか、甘さが浮き彫りになったゲームだったかなと思います。
―後期から追加登録した選手も先発で起用しましたが
アミノバイタルカップの延長線上でという所で、センターバック二枚は怪我で今日は出られない状況だったんですけど、今週の取り組みの所で甘さが出てしまったかなと。多少疲れている選手もいた中でフレッシュな状況でチャンスをもらった選手もいたと思うんですけど、そこも効果的に出なかったかなという所ですかね。
―細谷選手の本職はセンターバックかボランチなのか
ボランチの方がいいと思うんですけど、センターバックが怪我したところもあったので。ビルドアップの所は質が高いので、後ろからって所はあったんですけど、守備の対応に追われる状況で、そこのルーズさという所が出てしまったかなと。彼も前半のうちに交代して、厳しい状況はあったと思うんですけど、次につなげていってほしいなと思います。
―センターバックの怪我と言うのは
落合と松岡ですね。ですけど、他の選手にも常に準備しておくようにとは言ってあります。前線もアミノバイタルカップも下のリーグの相手が多かったと思うんですけど、なかなか効果的に攻撃ができていなかったので、そこで点が取れるようにという話はしていたんですけど、前半の立ち上がりは少しうちのいい形も作れてはいたんですけど、そこでやっぱり足が振れなかったりだとかそういった所ももっともっと怖さというか、ゴールに対する意欲っていうのが低いので、改善しないといけないかなと思います。点取られて立ち上がりの所でやらないとってなると相手ゴールにベクトルが向いてやっとスイッチが入ったので、そこも含めて甘さがあるのかなと感じたゲームでした。
―アミノバイタルカップの敗戦からの切り替えが上手くいっていないのか
そこのショックが払しょくできず、次に切り替えできていなくて、今日もなんとなくいけるのかなと思ってしまっていたところもあったと思います。アミノバイタルの時も勝ちはしていましたけど、本当に強度も高くすごくいいサッカーをして勝てたかと言うとそうではなくて、二部リーグ以下のチームが多かったのでそこに救われていた部分もすごくあったので、それができている感覚になった部分もあったと思います。それが今日のこういう結果に結びついてしまったのかなと思います
―次節の慶応戦に向けて
今後に向けて今年一番重要なゲームになると思うので、どれだけ今日のゲームを次のゲームにつなげられるかという所は大臣杯を含めて重要になってきます。一人一人ピッチ外の所から修正していく必要がありますし、明後日からどれだけ準備できるかにかかっていると思うのでそこをしっかりと修正して勝ち点3をとって、リーグ戦の連敗を止め、大臣杯に向かっていけるようにしたいと思います。
中井崇仁
―試合を振り返って
前半ベンチから見ていたんですけど、後ろが不安定なところもあって4失点してしまって、正直厳しい形の入りになってしまいました。後半は入り10分で1点を返そうとは言っていて返せたのは良かったんですけど、自分も交代から入ってすぐにはギアがかからなくて、最終的に2点目だけで終わってしまったというのは非常に残念です。
―3点ビハインドの中での投入でしたが、どんなことを考えて入りましたか
FWなので点を決める、それはスタメンの時もそうですけど、途中出場したらよりビハインドの場面では点を決めないと残っていけないですし、プロのステージに上がった時も点は必要になってくると思うので、点を決めるということは意識していました。
―先週の敗戦からの切り替えが上手くいっていないのですか
このスコアを見れば切り替えられていないのかなとは思いますけど、心技体そろっていないと勝てないですし、これから技術も上げないといけません。一人一人がもっと自立して個が尖っていかないと組織と言うのは強くなっていかないなと思います。
―去年からあと一歩で優勝を逃すことが多いと思いますが、その原因はどう分析していますか
ミーティングも重ねてきて、今までやってきたことをよしと自分たちの中ではしていたんですけど、それが否定されたかのような準優勝でした。正直答えは見つかっていないですけど、やっぱり5冠を目指していて、タイトルを取るのにだれも正解はわからないと思うので、今は自分たちが信じるものは信じて、変化させるものは変化させていかないとやっぱりタイトルと言うのは取れないのかなと思います。
―リーグ戦3連敗となりましたが
今CBには四年生がいない状況で、3年生が多く出ている中で前が点を多くとらないと勝てないですし、前にいいタレントがいるので、もっとそういうところが光るサッカーをしていかないといけないなと思います。
―後半のスコアだけみると2-1で相手を上回っていましたが、そこの手ごたえは
あのような状況だったので勢いよくやれたというのもあるので、手ごたえと言う手ごたえはないです。前半からスタートの選手たちがやるべきですし、僕たちもそれを寄せ付けない、スタメンを取り続けるために結果を残さないといけないですし、何としても次は勝たないといけないので、後半の手ごたえと言うかは90分通して不甲斐なかったのかなとは思います。
佐藤大樹
―試合を振り返って
アミノバイタルカップでも入りの所で失点していて、チームとしても無くそうと話をしていたんですけど、後期リーグ開幕して、またあのような形で失点してしまったというのは、やっぱりチームとしての隙があったし、後ろの安定感という所ではまだまだこれから戦っていく上で足りないのかなと思いました。自分は前線の選手なので、今に満足しないでもっとゴールに貪欲になってやっていきたいなと思いました。
―ゴールのシーンを振り返って
やっぱり抜け出しと言う部分は自分の特徴。あのような一本のパスと言うのは常に狙っていましたし、あの場面で冷静に決めきるという所が自分の価値にもつながっていくと思います。ただ、前半の所でやっぱりもっと怖いところに入っていったり、シュートは打てたんですけど決めきれないという所は自分のまだまだ足りない所だと思ったので、そこの質という所にはもっとこだわって、また決めれるように頑張っていきたいと思います。
―経験の浅い選手がスタメンで出場していた中で意識したところは
前線の選手たちは経験が足りないというか、なかなか試合に出れてない選手が出たという意味では、練習から常にコミュニケーションをとるというのは自分も意識していましたし、練習の中でも結構いいパターンとか形とかは作れていました。ただ、相手のプレースピードや強度であったり、そこに対して対応しきれないで、自分たちの良さと言うのは出せず、前半はゼロに等しいくらいのチャンスの数だったので、もっと練習から突き詰めて自分たちにもっとベクトルを向けていかないとやっぱりリーグでは通用しません。自分の特徴的なプレーも今回の前線のメンバーでは出せなかったですし、そういった所ではやっぱりもっとやっていかないとチームとしての力も上がっていかないし、個人としての能力も上がっていかないので、そこは常に味方とコミュニケーションを取ってやっていきたいです。
―アミノバイタルカップからの切り替えについて、そして大臣杯に向けて
チームとして切り替えと言う点は大事にしていましたし、決勝戦で負けてしまって次の練習は正直落ち込む人もいたんですけど、やっぱり4年生が切り替えて引っ張ってやっていかないと後輩たちも引きずると話していたので、そういった所は4年生中心に雰囲気もそうですし、サッカーの部分でも切り替えて取り組めていたとは思います。やっぱりこういう開幕戦でも負けてしまってまた落ち込むと思うんですけど、次がありますし、大臣杯には引きずりたくないので、次から四年生中心にまた切り替えてやっていきたいと思います。
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