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【硬式野球】ついに来た『血の法明戦』!声援を背に、宿敵明大を打ち破れ! 東京六大学野球2023春季リーグ戦 明大戦展望

東京六大学野球2023春季リーグ戦 対明大
2023年4月29日(土)、4月30日(日)
神宮球場

開幕週に慶大から勝ち点を奪うと、ここ数年は苦戦していた立大からも勝ち点を奪取。空き週を挟んで行われる3カード目の対戦相手は宿敵・明大。『血の法明戦』と呼ばれるリーグ屈指の好カードも、昨年は春に勝ち点まであと1球のところから引き分けに持ち込まれると、その後2連敗。リベンジを狙った秋は圧倒的戦力の前に返り討ちと散々な結果に。今季こそ昨年2季分のリベンジを達成すべく法大ナインが燃えている。宿敵撃破へ突き進め。

明大の中軸に座る宗山

今季リーグ戦日程、結果

明大 ―― 5/13
5/14
△0-0
○5-1
●4-5
○5-2
5/20
5/21
4/29
4/30
○3×-2
○6-3
早大 5/13
5/14
―― 5/27
5/28
○8-2
○11-3
5/6
5/7
○9-1
○14-1
慶大 △0-0
●1-5
○5-4
●2-5
5/27
5/28
―― 5/13
5/14
●0-10
○3-2
●1-4
4/29
4/30
立大 5/20
5/21
●2-8
3-11
5/13
5/14
―― △1-1
●1-2
●3-4
5/6
5/7
法大 4/29
4/30
5/6
5/7
○10-0
●2-3
○4-1
△1-1
○2-1
○4-3
―― 5/20
5/21
東大 ●2-3×
●3-6
●1-9
●1-14
4/29
4/30
5/6
5/7
5/20
5/21
――

明大戦展望

今季も血の法明戦がやってくる。互いに開幕から勝ち点を2つ積み上げて迎える3カード目。優勝戦線を占う注目カードだ。

立大から2019年秋以来の勝ち点をあげた法大。今季ここまで好調の要因は安定した投手陣にある。尾﨑完太(キャ4=滋賀学園)、篠木健太郎(営3=木更津総合)の先発陣だけでなく、塙雄祐(法4=常総学院)や武冨陸(営4=日大藤沢)、吉鶴翔瑛(営3=木更津総合)の援護陣を含めたタイプの異なる5人の投手が自らの役割をしっかりと果たし、ここまで白星を重ねてきた。そして今週は、昨年春秋と連覇を経験した選手が多く残り、今季の優勝候補筆頭である明大打線と相見える。ドラフト候補の主将・上田希由翔と明大のプリンス・宗山塁を中軸に据え、堀内祐我、飯森太慈の1、2番が機動力で揺さぶりをかける強力打線だ。無駄な四死球やエラーから相手にペースを握らせず、自軍の攻撃へと良いリズムを作りたい。また、リーグ戦初安打を逆方向への本塁打で決めたルーキーの内海優太など、1発の可能性がある代打陣にも細心の注意が必要だ。

明大のプリンス・宗山塁。打撃だけでなく、華麗な守備にも要注意だ。

一方の打撃陣は、上位打線が当たっている。その中でも売り出し中の武川廉(人3=滋賀学園)に今節も注目したい。リーグ戦の出場はこの春が初めて。しかし、開幕から全試合で1番を任されており、打率.364をマークし出塁率は5割を超えるなど、法大打線を引っ張っる存在となっている。さらにもう1人期待したいのが中津大和(営3=小松大谷)だ。今季ここまで打率.200と苦しんではいるが、4月18日に行われた立大3回戦では本塁打を放つなど、徐々に復調の兆しが見られる。中津が今季ここまで放った4安打中3本は右投手からのため、今季ここまで22イニングを投げ、防御率1.23と抜群の安定感を誇るエース・村田賢一、伸びのある直球と縦に割れるカーブを武器とする蒔田稔の両右腕を二枚看板とする明大投手陣に対しても相性の良さに期待したい。

武川が明大の柱を打ち崩す足がかりとなる

GWにも入り、客席からも多くの歓声が響くことが予想される今カード。応援団の後押しを背に、優勝争いから頭一つ抜け出せるか。
(野田堅真)

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