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【硬式野球】助川太志が11回を投げ抜くも拙攻響く 相手先発・平嶋を攻略できず涙の敗戦/明大1回戦

東京六大学野球2026春季リーグ戦 明大1回戦
2026年5月23日(土)
神宮球場

今季最後のカードは宿敵・明大との対決。先発の助川太志 (グロ4=茗溪学園 )は打たせて取る投球で、強力明大打線を9回時点で2安打無失点と完璧に抑える。一方の打線は明大の平嶋桂知(2年=大阪桐蔭)に大苦戦。何度も走者を三塁まですすめるも、あと一本が出ず0-0のまま延長戦に突入する。すると11回表に光弘帆高(4年=履正社)に右翼線を破る適時打で痛恨の1点を許してしまい、そのまま敗戦。助川は、11回を133球4安打1失点でまとめる過去最高の投球を見せるも、援護することができなかった。勝ち点を奪うためにも、明日の2回戦はなんとしても勝利したい。

試合終了後、号泣する助川

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 H E
明大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 4 0
法大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 0


(明大)平嶋、○松本直ー福原
(法大)●助川
ー井上和
[本塁打]
明大:なし
法大:なし

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回 10回 11回
1 (9) 5 2 0 0 .418 空三振 右飛 空三振 中安 遊安 見三振
2 (6) 熊谷 5 2 0 0 .290 遊ゴロ 中安 三ゴロ 一安 二直
3 (8) 藤森 4 0 0 0 .244 遊ゴロ 中飛 中飛 捕犠打 二ゴロ
4 (2) 井上和 3 2 0 2 .350 四球 捕安 中3 一ゴロ 四球
R 大高 0 0 0 0
5 (D) 片山悠 5 0 0 0 .292 投ゴロ 左飛 二ゴロ 二ゴロ 右飛
6 (3) 今泉秀 4 1 0 1 .250 四球 左飛 中安 空三振 空三振
7 (5) 金谷 3 0 0 0 .190 二ゴロ 左飛 投犠打 三ゴロ
8 (7) 豊田 4 0 0 0 .000 投直 遊ゴロ 中飛 見三振
9 (4) 中村騎 2 0 0 0 .188 二ゴロ 遊ゴロ
H 野田 1 0 0 0 .000 遊ゴロ
4 奥村 1 0 0 0 .273 空三振

投手成績

球数 打者 防御率
助川 11 53 133 4 5 0 1 2.15

ベンチ入りメンバー

10 藤森康淳(営4=天理) 22 中西祐樹(法4=木更津総合) 6 金谷竜汰(法4=東海大菅生)
17 助川太志(グロ4=茗溪学園) 27 土肥憲将(キャ4=鳴門) 2 熊谷陸(人3=花巻東)
18 針谷隼和(営4=桐光学園) 23 只石貫太(営2=広陵) 47 大高拓磨(法2=聖隷クリストファー)
13 山﨑隆之介(法3=横浜) 42 井上和輝(法2=駿台甲府) 1 片山悠真(文4=八王子学園八王子)
20 槙野遥斗(営2=須磨翔風) 3 今泉秀悟(キャ3=石見智翠館) 5 西凌矢(法4=広陵)
14 小森勇凛(キャ3=土浦日大) 7 深谷謙志郎(文4=東海大相模) 32 豊田凌平(法3=鳴門)
20 槙野遥斗(営2=須磨翔風) 4 中村騎士(営3=東邦) 26 境亮陽(営2=大阪桐蔭)
21 櫻田朔(法2=青森山田) 35 奥村凌大(営1=横浜) 50 豊田明平(文4=法政)
24 富田櫂成(営1=帝京大可児) 37 西村大和(法2=報徳学園) 51 廣瀬凜人(社4=春日部共栄)

戦評

先週、12季ぶりの優勝の可能性が消滅した法大。悔しさを胸に気持ちを切り替え、宿敵・明大との“血の法明戦”に挑む。19年秋以来遠ざかる勝ち点獲得へ、負けられない戦いが始まる。

法大の先発・助川太志(グロ4=茗溪学園)は、ストライク先行の投球で3回までを三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。

打線は2回裏、今泉秀悟(キャ3=石見智翠館)が四球で出塁すると、1死一、二塁の好機で今季初スタメンとなった7番・豊田凌平(法3=鳴門)に打席が回る。しかし、打球はバットを折りながらのピッチャーライナーとなり、先制点にはつながらなかった。

さらに3回裏、2死から熊谷陸(人3=花巻東)が安打で出塁するも後続が倒れ無得点。4回裏にも井上和がビデオ検証の末に内野安打で出塁するが、好機を生かせない。

一方の助川は4回、5回もテンポ良く打ち取り、流れを渡さない投球を続ける。

境の個人シーズン最多安打記録を超える23本目の中前安打や、井上和の三塁打などで好機を作るも、あと一本が出ず無得点。法大は我慢の展開が続く。

先発・助川が明大打線を1安打に抑える好投を披露。自身最長となる7回を投げ切り、なおも無失点。力投を続ける右腕に、打線の援護が待たれた。

7回裏には、先頭・今泉秀が二塁手の横を抜ける安打で出塁し、チームに流れを呼び込む。犠打で1死二塁と好機を拡大するも、8番・豊田は中飛に倒れ2死二塁となる。ここで代打には、今季初ベンチ入りとなった野田泰市(文3=三重)が送られる。期待を背負って打席に立つも、打球は遊撃手のグラブに収まり無得点。法大はあと一本が遠い。

なんとしても得点が欲しい8回裏。先頭・境が出塁すると、3番・藤森が三塁線へ絶妙な犠打を決め、1死二、三塁とこの試合最大の好機を迎える。しかし、4番・井上の二ゴロの間に三塁走者が挟まれ、本塁生還とはならず2死。続く片山も二ゴロに倒れ、この回も得点を奪えない。投手陣が粘りを見せる中、打線がかみ合わず苦しい展開となる。

助川は9回を投げ切り、明大打線をわずか2安打に封じる圧巻の快投。熱投を続ける助川に応えるべく、法大はサヨナラ勝利を狙い最終回の攻撃へ向かうも、代わった明大・松本直の前に三者凡退に倒れ、試合は延長戦へ。

延長10回、助川がマウンドへ向かうと、スタンドからは大きな拍手が送られる。助川はこの回も三者凡退に抑え、チームに勢いをもたらすも、攻撃は三者凡退に終わる。

延長11回表、2死から内野安打で走者を許すと、8番・光弘に右翼線への適時打を浴び、ついに先制点を献上。それでも、三塁を狙った光弘を三塁上でタッチアウトとし、最少失点で切り抜ける。明大側からビデオ検証が要求されるも、判定は覆らず3アウトとなった。

1点を追う11回裏。1死から4番・井上和が四球を選び出塁すると、代走・大高拓磨(法2=聖隷クリストファー)が起用される。続く片山の打席で大高が盗塁を決め、得点圏へ進塁。しかし、片山は右飛、最後は今泉が空振り三振に倒れ試合終了。

先発・助川の熱投に打線が応えることができず、悔しい敗戦となった。明日こそ、“血の法明戦”で勝利をつかみたい。

(記事:古川千遥、寺地愛歩、川邊暖乃)

選手インタビュー

助川 太志 選手

ーー本日の試合を振り返って
すごくすごくすごく悔しかったです。

ーー延長11回を1人で投げ切ったが、試合中はどのような気持ちで腕を振ったか
慶應の3回戦は自分のせいで負けてしまったので、どうしてもチームに貢献したいという気持ちで腕を振り続けました。

ーー強力な明治打線を相手に10回まで2安打零封だったが手応えは
まさかここまでできるとは正直自分でも思っていなかったんですけど、すごく自信に繋がるような試合になったと思います。

ーー井上選手とは今季初バッテリーだったが、どのようなやり取りをしていたか
試合前には、和輝は自信を持ってリードをしてほしいということを伝えて、自分はそれを100%信じてそのサインに答えるというようなやりとりをしました。

ーー試合後には涙も見られたが、どのような思いがありましたか
なぜだかよくわからないんですけど、本当にすごく悔しくて、すごく応援の声も聞こえて、泣いちゃいました。

ーー次回登板への意気込みを
明治相手に勝ち点を取るということは、僕たちの代の目標の1つでもあるので、日曜日しっかり勝って、自分の登板に繋げて欲しいと思います。そして、今度こそは絶対チームに勝利をもたらします。

境 亮陽 選手

ーー今日の試合を振り返って
今日は助川さんが頑張ってくれましたが打者陣の力が足りませんでした。

ーー自己最多となる23安打を放ったが
まだまだ満足していません。

ーー塁上で笑みを浮かべていたが
狙った通りに打てたことが良かったです。

ーー平嶋選手と対戦してみて、どう感じたか
良い投手になっていたと思います。

ーー明大2回戦への意気込み
明日は野手の力で勝てるように頑張ります。

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