東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦
対早大戦
2021年9月26日(日)
早大東伏見グラウンド
早大との初戦を完封で勝利し、連勝を狙いたい法大だったが、初回に3点を許してしまう。4回には、相手のミスが重なり、1点差に追い上げるも、その裏にも失点。その後、福本の適時打でチームに流れが行きかけるも、7回に、痛恨の失点を許し、そのまま試合終了。東大戦に続き、1勝1敗で、早大との2連戦を終えた。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法大 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 2 |
早大 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | ☓ | 5 | 10 | 4 |
(法大) ●石橋、湯浅、前芝、藤中、古川端-澤野
(早大) ○田中、安在-網野
二塁打:古屋(4回)
盗塁:福本(6回)、古屋(6回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (6) | 唐橋悠太(経2) | 桐光学園 | 4 | 0 | 0 | 0 | .000 |
2 | (8) | 古屋一輝(経3) | 健大高崎 | 3 | 1 | 0 | 1 | .188 |
3 | (4) | 塩唐松宏将(社2) | 鳴門 | 4 | 0 | 0 | 0 | .154 |
4 | (7) | 福本陽生(経2) | 星稜 | 4 | 2 | 1 | 0 | .556 |
5 | (9) | 鈴木歩夢(社2) | 明星 | 4 | 0 | 0 | 0 | .000 |
6 | (3) | 関宮楓馬(経2) | 静岡 | 2 | 0 | 0 | 0 | .091 |
PH7 | 和泉直人(文2) | 札幌第一 | 1 | 0 | 0 | 1 | .500 | |
7 | (2) | 澤野智哉(社2) | 国士舘 | 4 | 1 | 0 | 0 | .308 |
8 | (4) | 細木雄斗(社4) | 報徳学園 | 2 | 0 | 0 | 0 | .222 |
9 | (1) | 石橋錬(社4) | 遊学館 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 |
1 | 湯浅創太(経4) | 国学院久我山 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
1 | 前芝航太(営4) | 法政第二 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
PH | 堀江悠介(経4) | 健大高崎 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
1 | 藤中壮太(社1) | 鳴門 | 0 | 0 | 0 | 0 | ー | |
1 | 古川端晴輝(社1) | 花巻東 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
石橋 | 1 | 3 | 1 | 1 | 3 | 4.50 |
湯浅 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0.00 |
前芝 | 3 | 3 | 0 | 1 | 1 | 5.63 |
藤中 | 1 1/3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 6.75 |
古川端 | 0 2/3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0.00 |
戦評
早大初戦を白星で飾り、連勝を狙う法政は、ここまで安定した投球でチームを牽引する石橋錬(社4)を先発に据え、試合に臨む。
しかし、初回から早大打線に捕まる。1死一、二塁とされると、左方向に2点適時打を放たれ、失点を許す。その間に悪送球が絡み、三塁に打者を進められると、スクイズを決められ、この回一挙3点を失う。
これ以上の失点を避けたい法政は、2回裏から湯浅創太(経4)をマウンドに送りこむ。相手打線を三者凡退とし、上々な立ち上がりを見せる。しかし、続く3回には相手打者の打球が左手に当たるアクシデントに見舞われるも、ピンチを抑え、チームに流れを生み出す。
相手投手の好投により、3回まで無安打に抑えられていた法政打線だったが、湯浅の運んできた流れを見事に掴む。4回表、2番の古屋一輝(経3)が右方向へ二塁打を放つと、続く3番の塩唐松宏将(社2)の打席で相手の失策も絡み古屋が生還、1点を返す。4番福本陽生(経2)が左安打を放ち尚も1死一、三塁の好機の中、相手捕手の捕逸でさらに得点を重ね、1点差に迫る。
その裏のマウンドを託されたのは前芝航太(営4)。内野安打や味方の失策が絡みピンチを招くと、中適時打を放たれ追加点を許す。その後、互いに得点を譲らず、試合は4対2で後半に突入する。
反撃の糸口を見つけたい法政は、6回表、2番古屋が四球で出塁すると、盗塁と相手捕手の悪送球で1死三塁とする。ここで先程の打席でも安打を放った福本が左適時打を放ち、再び1点差に迫る。
しかし、7回裏、中継ぎで登板した藤中壮太(社1)が相手の犠飛で追加点を許してしまう。すぐに反撃に出たい法政だったが、相手の好守備の前に三者凡退に終わる。
8回の守りを任されたのは、これまで何度もチームの危機を救ってきた古川端晴輝(社1)。一塁走者への牽制死も功を奏し、相手打線を封じる。
9回表、後がない法政は何とか出塁したいが、最後は三者凡退に倒れ試合終了。相手を追いかける展開を最後まで変えられず、早大戦を一勝一敗で終えた。
ここまで善戦が続くも2勝2敗と思うように勝ち星をあげられていない今大会。次週行われる慶大戦での快進撃を期待したい。
(記事:熊谷芽歩季、写真:渡辺光我)
選手インタビュー
湯浅創太
ー今日を振り返って
序盤から点差が変わらなくても、(法政の)粘り強いプレイで逆転できるかなと思っていましたが、結果として相手チームの方が逆に粘りで良かったのかなと思います。
ー2回裏3点を追いかける場面での登板、意識したこと
自分の役目はリズムを作ること。テンポよく、力まず、丁寧に、抑えることを意識しました。
ー左手に打球が当たる場面があったが大丈夫か
あの時はアドレナリンが出ていたので痛みもあまり感じなかったのですが、今は(打撲程度なので)ちょっと痛いです。
ーその後のピンチの場面で意識したこと
去年の秋(関東大会)の話なのですが、ピッチャーライナーが当たった後に降板し、仲間にピンチを任せたことがありました。今回は自分でつくったピンチをしっかり抑えたいな、という気持ちで「もう1回あがらせてください」と言いました。
ーチームとしての反省点
昨日は西村勇輝(経4)がピンチを作ってもヒットを打たれずにキレのある投球が出来ていたので、ピッチャーの課題としては、やはり崩壊してしまった、抑えきれなかったというところが反省点です。
ー次回の登板に向けて意気込み
ピッチャー返しが当たりましたが打撲程度なので、今後仕切り直して来週からも頑張りたいと思います。ちゃんとリズムが作れるように調整して、またマウンドに立ちたいと思います。
福本陽生
ー今日を振り返って
初回の守りで、チームの流れを作れない守備があったことがチームとしてよくなかったと思いますが、その後に少しずつ点を返せて行けたことはよかったと思います。
ー6回の適時打の打席での意識は
バッティングの内容的にはよくなかったのですが、強く振ったことがよかったと思います。
ー打撃の調子は
まだ自分のヒットでしっかりとしたヒットはないので、ボールをしっかり見る意識をこれからも続けていければ、このまま結果も残していけると考えています。
ー今日は4番でしたが、中軸でどういった役割を果たしたいか
今チーム全体として打撃の調子がよくないと感じていて、もちろん守備で最小失点で抑えるということもありますが、自分が唯一ヒットを打てているように感じているので、自分がチームを引っ張る意識で、チームを鼓舞しながらやっていきたいと思います。
ー今日のチームの反省点は
打てなかったことと立ち上がりが悪かったことです。自分の守備のミスであったり、結果に直結していない部分でのミスが多かったと思うので、そういったところのミスを潰していけば失点を減らしていけると感じています。みんなが注目しているような部分以外でのところをしっかりやっていかないといけないと思います。
ー今シーズンのチームと個人の目標は
チームとしては春季リーグ同様、リーグ戦1位で終われればいいと思っています。個人としては1シーズン通して自分が出場するということで、自分が結果を出すというより、チームの勝利に貢献できるようにやっていければいいと思います。
ー次戦に向けて
来週は慶應戦ですが、相手が変わってもチームのやることは変わらないので、また同じように戦っていければいいと思います。