前節では、内容的には悪くないものの2Qの得点の少なさが尾を引き敗戦した法大。続く相手は、今大会全勝中の明治大。前半を堅いディフェンスからの速攻で7点ビハインドで終えると、続く後半では一時逆転するも惜しくも勝利とはならなかった。
試合結果
トータル試合結果
73 法政大学 |
16 | 1Q | 21 | 80 駒澤大学 |
---|---|---|---|---|
18 | 2Q | 20 | ||
19 | 3Q | 16 | ||
20 | 4Q | 23 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#7 柴田京哉(経4) | PG | 東海大札幌 | 1 | 1 | 2 |
#14 小野怜史(文4) | PG | 法政第二 | 0 | 2 | 0 |
#1 川島聖那(法4) | SG | 福大大濠 | 12 | 7 | 6 |
#13 本間紗斗(営4) | SF | 明成 | 9 | 8 | 0 |
#74 長橋冬真(営2) | C | 國學院久我山 | 6 | 5 | 0 |
法政大学交代選手
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#3 今池翔大(文2) | PG | 法政第二 | 20 | 1 | 1 |
#2 澁谷錬(法3) | SG | 洛南 | 3 | 0 | 0 |
#5 井黒桂亜(法3) | SG | 北陸学院 | 0 | 0 | 0 |
#27 原田一真(経3) | SG | 東海大札幌 | 9 | 0 | 1 |
#8 石田泰三(法1) | SF | 北陸学院 | 0 | 0 | 0 |
#51 金本一真(文4) | SF | 光泉 | 6 | 3 | 2 |
#6 杉澤ロメオ(文2) | PF | 東海大札幌 | 4 | 3 | 0 |
#9 黒木丈(法2) | PF | 福大大濠 | 3 | 1 | 0 |
試合経過・日程
戦 | 日付 | 対戦相手 | 結果/試合開始時間 |
---|---|---|---|
1 | 9/14 | 埼玉工業大 | 〇70-54 |
3 | 9/19 | 国士館大 | ●61-80 |
4 | 9/25 | 東京成徳大 | 〇81-57 |
6 | 10/2 | 順天堂大 | 〇89-66 |
7 | 10/3 | 江戸川大 | ●73-91 |
8 | 10/9 | 東洋大 | ●76-78 |
9 | 10/10 | 関東学院大 | (変電所火災によるJR運転見合わせの為延期) |
2(振替) | 10/17 | 駒澤大 | ●69-70 |
10 | 10/23 | 明星大 | ●73-95 |
11 | 10/24 | 明治大 | ●73-80 |
9(振替) | 10/30 | 関東学院大学 | 11:30 |
5(振替) | 11/6 | 上武大 | 13:00 |
戦評
4連敗と苦しい状況の中迎えた相手はここまで全勝で昇格を決めている明治大学。この強豪相手にどこまで対抗できるのか注目だ。
1Qの出だしはお互いに強度の高いディフェンスでなかなか得点を許さない。開始2分半でお互いに得点が入らないという珍しい展開に。特に明大#52溝口の高さに苦しみ、なかなかゴール下まで攻め込んでも決めきることができない。対する法大もセットプレーが多い明大のオフェンスを非常に研究しており、相手の動きを先読みしたディフェンスが光る。お互いにハーフコートのオフェンスというよりは堅いディフェンスからの速攻が徐々に目立ち始め、16-21と法大の5点ビハインドで1Qは終了。
2Qも同様の流れが続き、明大が徐々に点差を離す。残り6分ほどで8点差となり法大がタイムアウト。しかしリードを広げたのにも関わらず明大ベンチではかなり厳しい声がコーチ陣から飛び、全勝チームの強さを垣間見る。タイムアウト明けからさらにディフェンス強度を上げた明大が最大15点リードとする。法大はたまらず2度目のタイムアウト。しかしこのタイムアウトから流れが変わる。法大はゾーンディフェンスに変更すると相手のシュートが落ちてからの速攻が増え始め、2Q最後の#13本間のスリーポイントブザービーターもあり7点差で前半を終える。
第3Qは7点差を埋めるべく法大が猛追を見せた。#1川島のレイアップを皮切りに、#7柴田から#74長橋のコンビネーションなどで点差を詰めていく。同点に追い付くと#13本間がスリーポイントを沈め、この試合初めての勝ち越しに成功。その後は#6杉澤のブロックが飛び出すも、再び一進一退の攻防が続き4点差ビハインドの展開となり、勝負の最終Qへ。
4Qは相手のオフェンスリバウンドに苦しみ徐々に点差が開き始める。しかし今日の法大はここで崩れない。地道にディフェンスで身体を張り続けると#3今池のスリーポイントなどで追い上げ残り2分半で5点差まで詰める。そこで明大が痛恨のアンスポーツマンライクファール。与えられたフリースロー2本を#51金本がしっかり決め3点差、なおも法大ボールのスローイン。エース#1川島のアタックからフリーでスリーポイントを立て続けに放つも惜しくも決まらず。そのリバウンドの流れから法大の選手の手が相手の顔に入ってしまいこちらもアンスポーツマンライクファールに。そのまま落ち着いて明大が試合を締め73-80で試合終了。
残念ながら敗れてしまったものの、全勝チーム相手にもしっかりと戦えることを証明した法大。鈴木コーチも話すように残り2試合負けたまま終わってしまうのと勝って終わるのとでは全くこのリーグ戦の価値が変わってくる。自信を取り戻し奮起してくれるであろう法大の戦いから目が離せない。(撮影・取材 鈴木滉平・有賀隆人)