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【硬式野球】”常勝”法政復活を託された主将・藤森康淳 昨季27安打の打棒で天皇杯奪還へ導く(春季リーグ戦直前インタビュー⑱)

藤森 康淳 主将

ーーオープン戦のご自身の調子は
冬に肉離れをしてしまって、それがもう治ったんですけど、まだ万全ではなくて。鴨川キャンプから全力で動き始めましたが、徐々に感覚も実戦を通して戻ってきているかなという感じです。感覚は悪くないので、あと2、3週間ぐらいで、ベストに持っていければなと思っています。

ーーオープン戦ではスタメンを外れたり、1打席で交代する試合もあったが
肉離れした足はほぼ治っていますが、かばっていた影響で逆の足に張りが出たりしていました。肉離れをする前に休んでおこうと思い、スタメンを外れる試合もありました。ただ、実戦感覚をあけたくない時もあったので、1打席だけ立たせてもらう試合もありました。

ーー打撃の調子はどうか
去年1年を通して、自分のスタイルというか、戻る場所というのがある程度固まりました。そのため、実戦に入るまでの練習であったりをルーティン化して、今の感覚では昨秋に近いくらいの感覚には戻りつつあります。打球の質も良くなってきているので、悪くはないと思っています。

ーー3番打者として意識していることは
3番といっても、足やコンタクト率を武器にする選手なので、後ろにつなぐバッティングができればと思っています。

ーーオープン戦で出た個人の課題は
走塁の部分ですかね。まだ足が完全に戻りきってなく、怖さもあるのでアグレッシブな走塁ができてないというところです。もう一度この2、3週間で進めていければなと思っています。打撃の方は1球で仕留めきれてないところがあるので、ファーストストライクの甘い球をしっかり仕留めれるような集中力を持って、周囲に落とし込んでいきたいなと思っています。

ーー昨年から二盗の際にヘッドスライディングをしなくなった理由は
1回ヘッドスライディングで指を詰めてしまって、そこで走塁やスライディングを見直しました。タイムを測った感じでも、足でスライディングした方が速いので、けがのリスクも考えて変えました。

ーーオープン戦で出たチームの課題
オープン戦の序盤はピッチャー陣の制球力だったりが課題に出ていました。それでも、最近はピッチャーがまとまり出して、ストライク先行である程度試合を作れるようになってきたので、良くなっていると感じているところです。チーム全体としては1点勝負のところで、あと1点が取り切れてないなというところがあります。大きく勝てる試合はみんな調子が良いので、そういった時は勝てると思いますが、少し打てないであったり、調子が悪い時にどんな試合をするかというのが大事になると思います。みんな万全のコンディションで迎えられるわけはないと思うので、調子が悪い時にどう勝つかというのが、1点差ゲームで必要になってくると思います。そういったところでつなぐ意識を持って、もう1回リーグ戦までやっていきたいなと思っています。

ーーオープン戦で得た収穫
調子が悪い時であったり、1点を争う試合になった時の自分たちの戻る場所を再確認できました。やはりオープン戦の最初は自分たちの結果を求めていて、ヒットを打ちたいとか、三振を取りたいといった欲が出ていました。でも、個人の能力だけでは、神宮は勝てる場所ではないと常々みんなに言っていたので、最近浸透してきているかなと感じます。試合の中でも、チームへの自己犠牲やつなぐ意識が出てきて、良い方向には向かっているかなと思っています。

ーー新幹部インタビューではセカンドも練習していると仰っていたが、二塁手として出場機会は
緊急事態があったら、出るかもしれないです。基本的にはセンターですね。将来のことを見据えて練習しているので、スタメンでセカンドとかはないと思います。
(ーーセカンド以外の内野のポジションも練習しているのか)全体的に満遍なく練習してます。出るとしたら、セカンドですね。

ーー外野手から二塁手に戻って、感覚の違いなどはあったか
元々セカンドをやっていたので、そこまで感じなかったですね。最初は打者から近いなとかは思いました。新チーム始まってから内野でノックを受けたりしているので、その感覚は戻ってきてますね。

ーー外野手の練習を始めた際は、難しく感じたか
意外とそんなこともなくて。外野の方が向いていたのかなという感じです。
(ーー内野手グローブだけを持って入学したのか)そうですね。内野をやる気できました。

ーー外野手グローブはいつごろ買ったのか
内野で4年生の試合に出てる時に、送球イップスみたいになってしまって。気分転換に外野やってみるかみたいなことを監督と話して、始めたのがきっかけですね。その時に外野のグローブをもらいました。

ーー外野手をやっていて良かった点は
外野の方が足を活かして守備範囲が広くなるので、外野の方が良かったなと思います。今となってはイップスになって良かったなと感じています。そのおかげで、自分の幅が広がりました。

ーーリーグ戦の山場はどこだと考えているか
初戦ですかね。もちろん全部大事ですが、出だしが大事だと思うので1戦目です。今までの法大はなんとなく入って、負けてから気づくということが多かったなと感じます。1戦目からフルで勝ちに行かないと、負けて気づくのでは絶対に遅いと思うので。どんどん勝って反省したいですね。

ーー明大から勝ち点を取るために、対策していることは
常に監督から対明治を想定して練習しろと言われています。各チームのデーターなどの話し合いがあって、そこから相手チームを想定して練習しますね。

ーー主将としてリーグ戦期間、どのようにチームをまとめていくか
良いことなんてもうほぼないと思うので。苦しい時にどれだけチーム全員で総戦力で戦えるかだと思います。球場の中で戦う選手もそうですけど、それ以外のベンチであったり、スタンドやボールボーイ、マネージャーなどチーム全体で戦っていきたいです。1つになって戦わないといけないと思うので、そういったことをチーム全員に浸透させて、苦しい時こそ自分が1番表現して、示せるようにやっていきたいなと思っています。

ーー内野陣は3年生が多いが、引っ張っている選手は
今泉(秀悟、キャ3=石見智翠館)、熊谷(陸、人3=花巻東)、中村(騎士、営3=東邦)が結構引っ張ってやってくれてると思います。去年に比べれば、上級生になって自覚が出てきたかなと感じます。

ーー今春、法大で期待している投手は
助川(太志、グロ4=茗渓学園)ですね。助川は先発でテンポも良い選手ですし、フォームが変則な感じでもあるので、はまったらリズムを作ってくれると思います。助川が2、3点以内に抑えてくれたら、良い試合になるかなと思います。

ーー今春は3年生投手が中心になると思うが、期待している選手は
みんな期待していますが、山床(志郎、文3=高鍋)、小森(勇凛、キャ3=土浦日大)、名取(経3=川越東)あたりがフル稼働してくれないととは思っています。1試合を通して投げられるピッチャーが法大にはまだいないと思うので、全員でつないで勝つしかないですね。

ーー6月には日本代表選考合宿もあるが、そこにかける思いは
ありますね。高校時代に選ばれて、大学も一緒に代表選ばれてやろうなというのを言っていたので。なので、高校の時に選ばれていたメンバーが候補合宿であったり、去年の代表に入っているのを見て、もう1回高いところでやりたいという気持ちはあります。そして、今年は大島監督が代表のコーチとして行くということで、法大の代表として一緒に世界で戦いたいなと思います。

ーー大島監督からチーム全体によく言われることは
うるさく言われるのは打倒明治ですね。「どのように明治に勝つか、明治と比較してお前たちはどうなのか」、「明治はもっと練習するぞ」というのは常々言われます。
あとリーグ戦が近づいてくるとよく言われるのは、私生活の部分ですね。「グラウンド以外でプレーや試合は決まるぞ」と言われるので、グラウンド以外のところで、どれだけ野球に向き合えるかというのは考えています。自分もみんなに言っていますが、私生活を正していかないと、プレーに隙が出てくると思うので。全部野球につながると思うので、「しっかりとした生活をするように」と監督はいつも言っていますね。

ーー大学生活とリーグ戦が並行しておこなわれるのは大変か
大変ですけど、意外と区切りというか、けじめがついて割り切れてやれました。でも、下級生は練習時間が取れないというのがあったので、去年から夜間練習というのが始まりました。1年生は夜集まれる時に集合して、練習してましたね。

ーー今年の個人の目標はプロ入りだと仰っていたが、好きなプロ野球の球団は
野球はあまり観ません(笑)。プロ野球も応援しているチームはありませんが、先輩がいるチームはたまに観ます。日本ハムの達孝太さん、オリックスの太田椋さんが天理高の先輩なので応援しています。あとは、同期の戸井零士が阪神にいるので、たまに観たりします。

ーー好きなプロ野球選手は
好きな選手というか参考にしている選手は、ヤクルトの青木宣親さんですね。大学時代のプレーを見ていても、スタイルが一緒な気がするので。

ーーファンの皆さんへ一言
日頃からご声援のほど、ありがとうございます。今年はなんとしても天皇杯奪還、日本一、そして常勝法政を復活できるように全身全霊で頑張りますので、今シーズンも応援よろしくお願いします。

(インタビュー:松野要)

藤森 康淳(ふじもり・こうじゅん)
経営学部4年・2004年8月10日生まれ
大阪府出身・天理
170cm68kg・右投左打
昨季成績:15試合 58打数 27安打 打率.466 5打点 1盗塁

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

【春季リーグ戦直前インタビュー一覧(公開次第更新いたします)】

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