【硬式野球】昨秋ブレイクから投手陣の柱となる助川太志 異彩を放つ技巧派右腕はラストイヤーで優勝の原動力へ(春季リーグ戦直前インタビュー⑮)
助川 太志 投手
――昨秋のリーグ戦を改めて振り返って
去年の秋のリーグ戦は、チームとしては打撃陣がすごく奮闘してくれていたのに対して、ピッチャー陣の失点数が多くて踏ん張りきれなかったので、そこが優勝できなかった要因だと思っています。
――去年の投手陣は4年生が中心だったが、参考にしたいところや受け継ぎたいところは
やっぱり野崎(慎裕、令8年卒=現・明治安田)さんのチームを代表してマウンドに上がっているという気持ちの強さだったり、熱意はすごく参考にしたいです。
――鴨川キャンプなど、冬の練習で得られた手応えは
このオフ期間はピッチャー陣全体として球数を多く投げ込んできました。自分は去年までは長いイニングをあまり得意としていなかったんですけど、オープン戦が始まって、ある程度の回跨ぎができるようになったという成果は得ることができたと思います。
(――特に重点的に取り組んだことは)80パーセントの出力で、100パーセントの出力で投げた時と同じ威力の球を投げることを意識して練習したかなと思います。
――オープン戦を通して現在(取材日は3月31日)の調子は
あんまりまだ調子は上がってきてないですね。
(ーーオープン戦では抑えているように見えるが)そうなんですよね。去年みたいに2桁失点するような試合がないという気持ち悪さも感じますけど、ここからはリーグ戦に入っていくので、皆さんの応援の力で自分の本当の力を出せるようにと願いながら、毎日練習に励みたいと思います。
――助川選手から見て、投手陣全体の調子は
調子はすごくいいと思います。去年のリーグ戦はやっぱり9回投げて2桁失点とかも結構ありましたし、アベレージの球速は他大学と比べてもあんまり高くないのかもしれないんですけど、冬にやってきた丁寧なピッチングが結構形になっていると思います。フォアボールで自滅したりだとか、試合を壊すようなピッチングをする人は1人もいないんじゃないかなと思います。
――最上級生でリーグ戦出場経験もあり、投手陣を引っ張るような存在だが意識することは
自分がやらなきゃいけないという気持ちはもちろんありますけど、自分の性格を考えると、あまり考えすぎても良くないのかなと思っていて。考えすぎると自分の形というのを出せない気がするので、チームを引っ張るということはハリ(針谷隼和、営4=桐光学園)に任せて、自分は本当にのびのびと1ニング1イニング楽しく投げさせてもらっていますね。逆に意識しないようにしているかもしれないです。
(ーー針谷選手はどんな選手か)ハリさんはもうピッチャー陣のキャプテンです。すごく引っ張ってくれています。
――藤森康淳(営4=天理)選手が新主将に就任したが、現在のチームの雰囲気は
去年のチームとすごく似たものを感じる気がします。歩叶(松下、令8年卒=現・東京ヤクルトスワローズ)さんもそうだったように、康淳ももちろんチームを引っ張るような言葉をかけてくれているんですけど、それよりもやっぱりプレーで示すタイプのキャプテンなので、それに他の選手たちが一緒に食らいついて切磋琢磨しています。いい雰囲気のチームが出来上がってると思います。
――新一年生も入っているが印象は
野手とはあんまり関わっていないのでわからないんですけど、1年生のピッチャー陣はすごくいいです。僕の1年生の時に比べたら、多分本当にプロと大学生ぐらいの差があります。
(――特に注目されている選手は)キリがないですね(笑)本当に全員すごいというか、全員いいものを持っていて、楽しみな代が入ってきたなと思います。練習だけちゃんと熱心にやってくれれば、法政を代表する選手になれるポテンシャルが全員にあると思うので、頑張ってほしいですね。
――リーグ戦の開幕カードは、去年春秋と勝ち点を逃している立大とのカードだが、意識しているポイントは
立教はクリーンナップが去年からもずっと出ているような選手で、その前にランナーを出さないようにしたいと思います。長打がある選手が揃っているので、変化球を投げきることを意識しようと思っています。
――明大相手には長らく勝ち点を取れていないが、明大の強さはどんなところか
欠点がないというか、走攻守全てにおいてハイレベルの基準を満たし続けているという印象です。最終カードに明治戦が入ってくるので、しっかりその前の4カードを勝ち切って、チームの状態や選手個人の状態も上げつつ、ベストな形で明治戦に持っていきたいと思います。
ーー明大から勝ち点を取るために必要なことは
ピッチャー目線で言うと、明治は左バッターが多いので、名取(経3=川越東)くんがバンバン押さえてくれれば、結構いい形で守備を守れるんじゃないかなと思っています。
――今季対戦したい選手は
広池(浩成、慶大4年=慶應)さんと投げ合ってみたいですね。あの豪速球の後に僕のスローボールがどれだけ通用するのかというところを見てみたいです(笑)あと、グラブのメーカーが同じなので、ゴリラ対決 & 豪速球右腕 対 スローボールピッチャー という感じですね(笑)
ーー意識している選手は
ハリです。もう本当に努力するので、ハリを見てると自分もやんないといけないと思わせてくれるというか、勝手にライバルだと思っています。
ーー春の期待の新戦力は
名取です。やっぱり今の法政は系統が同じピッチャーが多くて、右のスリークォーターがほとんどを占めているんですけど、その中で新しい角度を出してくれる名取さんには期待です。オープン戦でも絶好調で、もう本当に打たれる気配がないので、このままリーグ戦を突っ走って優勝の原動力になってもらいたいです。
ーー今年はラストイヤーだが何か思うことは
高校野球をまともにやっていない人間を法政大学で拾ってもらったので、その恩返しができるようにしっかり結果を残したいと思います。
ーー今シーズン、ご自身の注目してほしいポイントは
テイクバックです。特別何か変えたわけではないんですけど、自分の特徴といえばテイクバックなのかなと思って。注目というか、変なテイクバックだなと思っていただければ嬉しいです(笑)
ーー春季リーグ戦での具体的な目標の数字やタイトルは
初勝利はしたいですね。去年はずっと中継ぎで、勝利投手というものと無縁だったので、もし本当に先発ができるのであれば勝利投手になりたいですね。
ーーリーグへの意気込みは
絶対優勝します!
ーーファンの方々へ一言
いつも法政大学野球部を応援してくださりありがとうございます。今年の法政は違うぞと思っていただけるようなピッチング、試合をして、皆様のエールに応えたいと思います。今年も応援よろしくお願いします。
(インタビュー:古川千遥)
助川 太志(すけがわ・たいし)
GIS4年・2004年6月24日生まれ
千葉県出身・茗渓学園
180cm77kg・右投右打
昨季成績:8試合 0勝1敗 10奪三振 13四死球 自責5 防御率5.04
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。
【春季リーグ戦直前インタビュー一覧(公開次第更新いたします)】


