第95回 全日本大学総合卓球選手権大会・団体の部
2026年7月15日(水)〜17日(金)
横浜武道館
大学日本一を決める全日本大学総合卓球選手権・団体の部が横浜で開催された。2019年以来ベスト16の壁を破れていない法大はベスト8入りを目指し今大会に挑んだ。予選リーグを1位で突破し、決勝トーナメント1回戦で順大と対戦。ダブルスではフルゲームにもつれ込んだが、しっかり勝ち切りストレート勝ちで2回戦に駒を進めた。2回戦の相手は関東学生リーグ1部に所属する明大だったが、強豪校の壁は厚く敗戦。6年連続のベスト16で大会を終えた。

勝利に貢献した佐藤
予選リーグ試合結果
対立大
| 3 法政大学 |
2 | シングルス | 1 | 1
立教大学 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ダブルス | 0 |
| 勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ○ | 渡邉凉吾(国1) | 3-0(11-7、11-9、11-7) | 本田司 |
| 2 | ● | 平山航大(国2) | 2-3(9-11、5-11、11-6、11-8、9-11) | 細川倖 |
| 3 | ○ | 佐藤卓斗(営3)・岩井田雄斗(国3) | 3-0(11-6、11-8、11-6) | 細川・池上恭介 |
| 4 | ○ | 岩井田 | 3-0(11-6、11-6、11-2) | 池上 |
| 5 | ー | 佐藤 | ー | 山谷孝拓 |
対龍谷大
| 3 法政大学 |
2 | シングルス | 0 | 0
龍谷大学 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ダブルス | 0 |
| 勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ○ | 渡邉 | 3-1(9-11、11-6、11-7、11-9) | 片山桂 |
| 2 | ○ | 佐藤 | 3-1(13-11、13-11、5-11、11-9) | 西坂優也 |
| 3 | ◯ | 佐藤・岩井田 | 3-2(9-11、11-6、9-11、11-8、11-8) | 西坂・西村歩 |
| 4 | ー | 木村友哉(営1) | ー | 園井潤 |
| 5 | ー | 岩井田 | ー | 南颯 |
決勝トーナメント試合結果
対順大
| 3 法政大学 |
2 | シングルス | 0 | 0
順天堂大学 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ダブルス | 0 |
| 勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ○ | 佐藤 | 3-0(11-9、11-5、11-6) | 岡田蓮 |
| 2 | ○ | 木村 | 3-1(11-7、3-11、11-8、11-9) | 坂東泰和 |
| 3 | ○ | 佐藤・岩井田 | 3-2(9-11、11-9、15-13、9-11、11-5) | 冨岡倖多・岡田 |
| 4 | ー | 渡邉 | ー | 冨岡 |
| 5 | ー | 岩井田 | ― | 石原颯海 |
対明大
| 0 法政大学 |
0 | シングルス | 2 | 3
明治大学 |
|---|---|---|---|---|
| 0 | ダブルス | 1 |
| 勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ● | 渡邉 | 0-3(9-11、5-11、5-11) | 水谷悠真 |
| 2 | ● | 佐藤 | 0-3(9-11、6-11、5-11) | 木方圭介 |
| 3 | ● | 佐藤・岩井田 | 1-3(16-14、11-13、10-12、5-11) | 飯村悠太・木方 |
| 4 | ー | 岩井田 | ー | 飯村 |
| 5 | ー | 木村 | ー | 芝拓人 |
戦評
予選リーグ
大学日本一を決める戦い、全日本大学総合選手権の団体の部が開幕。前回大会ベスト16の法大は、ベスト8以上の成績を残すべく今大会に臨んだ。登録メンバーには関東学生選手権・ダブルスで準優勝を果たした佐藤卓斗(営3)や岩井田雄斗(国3)など主力選手が選ばれた一方で、渡邉凉吾(国1)、木村友哉(営1)などのルーキも選ばれた。
予選リーグ第1戦目の相手は立大。大事な初戦の1番手を任されたのはルーキーの渡邉。初戦ということもあり緊張も見られたがが、要所要所でしっかりと決め切り、ストレートで第1ゲームを勝利した。続く2番手を任されたのは平山航大(国2)。2ゲームを先取されたものの、追い上げを見せ2-2と並ぶ。しかし、最後は一歩及ばず敗戦。続く3番手・ダブルスには、佐藤・岩井田ペアが出場。圧巻のプレーを見せ、ストレート勝利。4番手には、連戦の岩井田が出場。連戦の疲れを見せず、見事ストレート勝利を収めチームの勝利に貢献した。

1番手として勝利を挙げた渡邉
続く2戦目の相手は龍谷大学。勝てば予選リーグ1位通過が決まる戦いで1番手を任されたのは渡邉。1ゲーム目を取られるも、その後は立て直し、3-1でまずは1勝をあげた。2番手には佐藤が出場。2ゲームをデュースの末連取するも、3ゲーム目を相手の流れにのまれ奪われる。しかし、その後は安定したプレーを見せ3-1で勝利。チームに2勝目をもたらす。続くダブルスの佐藤・岩井田ペアは一進一退の攻防を繰り返すも、1-2のビハインドで第3ゲームを終えた。その後の第4ゲーム、第5ゲームも白熱の展開となったが意地を見せ、勝ち切りチームを勝利へ導いた。これで法大は3-0で龍谷大学を撃破し、予選リーグを1位で通過し、決勝トーナメントへ駒を進めた。
決勝トーナメント
決勝トーナメント1回戦の相手は順大。第1シングルスを任されたのは佐藤だった。始まりから、圧巻のプレーを見せ見事ストレート勝利を収めた。続く木村は2ゲーム目を落とすも、終始安定したプレーを見せ3-1で勝利し、2勝目をもたらす。3番手・ダブルスは佐藤・岩井田ペアが出場した。第1セットを奪われるも、立て直し第2ゲーム、第3ゲームを接戦ながら制する。しかし第4ゲームを相手に奪われ、勝負の行方は最終ゲームへ。迎えた最終ゲームは、意地を見せ相手を寄せ付けることなく勝利した。これにより法大は、ストレート勝利でベスト16へと駒を進めた。

順大戦で勝利を収めた木村
ベスト8入りを懸けた2回戦。相手は、春季リーグ戦2位の強豪・明大だった。1番手の渡邉はリードする場面もあったが相手の力強い攻撃に押され、1勝も出来ずに敗戦。続く2番手には、佐藤が出場。サーブで攻撃のきっかけを作るも、力の差を見せつけられ点差をつけられての敗戦となった。ベスト8に向け後がないダブルスでは、佐藤・岩井田ペアが出場した。相手のミスを誘い第1ゲームを先取する。相手の攻撃を返せず11-13で第2ゲームを奪われ、佐藤は悔しさをあらわにした。第3ゲームでは、先制点を奪われ一時7点差まで離されるも、怒涛の7連続得点で10-10と同点に追いつく。勢いそのままこのゲームを取りたかったが、あと一歩及ばず。緊張の第4ゲーム、終始相手の流れにのまれ、5-11で敗戦。春季リーグ戦で相手ペアには、一度勝利していただけに悔しい敗戦となった。これにより法大は、0-3で敗戦。6年連続のベスト16でインカレを終えた。(田中心之祐)

ベスト16に貢献した佐藤(左)・岩井田ペア
選手インタビュー
佐藤卓斗
ーー今日の試合を振り返って
1試合目(順大戦)はすごくチームとしてもいい成績というか、いい結果と言えるのかなとは思うんですけど。1試合目の相手はどちらかというと格下よりの相手で、それに対して自分らしいプレーができたというのはよかったと思います。2回戦の相手(明大戦)は自分たちより格上の相手になるので、その相手に今まで自分たちがやってきたことをできたとしても、やっぱり勝てなかったので。やり方だったり考え方だったり、そういった全部のことを修正して、練習だったり、準備だったりというのを回さないと、チャンスはつかめないかなと感じました。自分も試合に2本でて2本落としちゃったので、まだ厳しい部分が多いなというのは痛感させられました。
ーー今大会の目標
ベスト8以上という目標だったんですけど、それを達成するには実力的にまだまだでした。相手の方が上だったなと思います。
ーー順大や明大との試合での良かった点や課題点
気持ち的に自分が緊張している姿勢になるというか、いつものプレーができないというわけではなかったので、そこは良かったなと思います。ただ試合を通してある課題をまだ克服できてないというか。結果的に同じような負け方になってしまうというのが課題として残っているのかなと思うので。毎回毎回同じ課題というのは成長がないと思うので。その課題を克服して、新しいステージに進めるように頑張りたいなと思います。
ーー毎回同じ課題とは、具体的に気持ち面なのか
気持ち的な面というよりは、今回は技術だったり、戦術だったりという方が目立ったかなと個人的に思うので。格上だったというのもあって、そんなに気持ち的にマイナスになることはなかったんですけど。格上となれば気持ち的には余裕があっても、技術の差があるので。その技術差とか戦術差とか、細かいところの部分で、上のレベルについていけるようにならないといけないというのは感じました。
ーーシングルスとダブルスでの出場、どのような調整を
シングルスして勝った時はその勢いでダブルスに入って、もし負けてしまっても無理矢理上げていくようにというの意識していたんですけど。明治大学の時には負けてしまって、最初ちょっと気持ちが落ち込みそうだったんですけど。そこを切り替えて、後半に回せば全然ワンチャンスあると思って、それでまた気持ち切り替えてやれてるというのは良かったかなと思います。
ーー特に明大戦でのダブルスではデュースも多く試合も大変長引いたが、体力面や精神面での消耗は
少し疲れてというのはでてくると思うんですけど、相手も同じ状況でやっているので。体力は試合に入ったらなんとか動くしかないというか、動けます。なので勝った後より、負けた後に切り替えてダブルスに入るというのは、すごく意識して大会に臨みました。
ーー次戦への意気込み
ここからちょっと個人戦が続くと思うので、全国大会に向けて予選のある種目はしっかり予選通過して。今日あった課題などを克服した上で、勝ちにこだわってやっていきたいなと思います。
(インタビュー:宮川茉優)
岩井田雄斗
ーー今日の試合を振り返って
1試合目(順大戦)は自分たちの方がちょっと(実力が)上だったので、思い切って試合ができました。2試合目(明大戦)は格上で相手も強い中で、自分が回ってきたのは「0―2」という状況だったんですけど、あとちょっとのところで点数が取れなかったりした所がやっぱ相手の強さだなと思いましたし、1点の難しさを結構感じた試合でした。
ーー2試合目の3ゲーム目の連続得点について
(点数差がひらいて)ちょっときついかなと思ったんすけど、結局「3―10」から追いついてテンオール(10―10)まで行ったので、あともう1本入れてたらというのが多かったんですけど。でもまだ諦めてなかったので、(ゲームを)取りきれなかったのがもったいないなと思います。
ーー連続得点時のコミュニケーションは
「こう来たらこうする」というのは、ジェスチャーで伝えたりとか、声で伝えられていて、コミュニケーションはよく取れてたかなと思います。
ーー試合前に立てていた目標は
トーナメントまず見た時から明治大学さんはやっぱ強いので、頑張って、ほんとに明治大学さんに勝って明日まで残ろうというのはみんなで話していました。
ーー次の試合への意気込み
次の試合はシングルスだけなんですけど、全日学(全日本大学総合卓球選手権大会・個人の部)予選があるので、そこに向けてまずは全日学に通過できるように、これからまた帰って練習していきたいなと思います。
(インタビュー:加藤直樹)
(取材:印南空音・加藤直樹・田中心之祐・冨松健人・宮川茉優)


