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【アメフト】宿敵・明大撃破で昨秋のリベンジ果たす! WR平泉七都の勝ち越しタッチダウン&攻守に粘り強さ見せ激戦を制した/春季オープン戦 対明治大学 GRIFFINS

春季オープン戦 対明大
2026年6月7日(日)
法政大学川崎総合グラウンド

勝ち越しTDを奪った平泉

6月最初のオープン戦は、昨秋敗れた明治大学と対戦。今手太陽(キャ2=駒場学園)の2TDなどRB陣の活躍もあり、前半はリードするも4Qに追いつかれる苦しい展開に。それでも、最後はWR平泉七都(法3=日大三)のTDで勝ち越し、見事に勝利した。
慶大戦の記事はこちら
関学大戦の記事はこちら

試合結果

トータル試合結果

 

法政大学 ORANGE

7 1Q 0  

明治大学 GRIFFINS

14 2Q 7
0 3Q 7
7 4Q 7
法政大学 ORANGE 28 Total 21 明治大学 GRIFFINS

試合得点

Q ポジション 選手  得点方法 トライフォーポイント(以降:TFP)
1 RB 今手太陽(キャ2=駒場学園) タッチダウン(以降:TD)
2 RB 今手太陽 TD
2 RB 宮本樹音(文3=佼成学園) TD
4 WR 平泉七都(法3=日大三) TD

戦評

6月最初の試合は明治大学を川崎総合グラウンドに迎えての一戦。昨秋は34-49で敗れており、雪辱を果たせるか注目が集まった。

雨の影響で芝が湿る中、明大のキックオフで試合は始まった。
法大最初の攻撃は自陣32ヤードから。いきなりRB今手太陽(キャ2=駒場学園)のランでロングゲインし、1stダウンを更新するなど、QB菊地慶(法4=法政二)はラン中心に攻撃を組み立てる。その後も、RB宮本樹音(文3=佼成学園)、今手のランなどで2度1stダウンを更新。相手の※パスインターフェアランスの反則もあり、敵陣ゴール前2ヤードまで進む。すると、2nd&goalからRB今手がランTD!K鎭野涼太(社4=法政二)のTFPも決まり、7-0と幸先よく先制する。

前半は菊地慶を中心に攻撃を組み立てた

再開後の明大の攻撃はDB岡村裕(キャ4=佼成学園)、仲井涼(人4=法政二)のナイスタックルもあり、パントに抑える。
しかし、法大の攻撃もパス失敗などがあり、パントを蹴らされ、明大に攻撃権が移ったところで1Qが終了した。

※パスインターフェアランス・・・パスプレーでボールが空中にある間に、ボールをキャッチしようとしている選手に対する妨害行為のこと。15ヤードの罰退がある。

今手のランTDで先制した

2Qは明大の攻撃から開始。相手のパス失敗もあり、パントを蹴らせて法大の攻撃に。
法大の攻撃は自陣26ヤードから。QB菊地慶からWR阿部賢利(営4=法政二)へのパス、RB今手のランなどで敵陣20ヤードまで進む。さらに、WR平泉七都(法3=日大三)の見事なパスキャッチで17ヤード前進。そして、ゴール前3ヤードからの2nd&goalで、RB今手がランで押し込みこの試合2つ目のTD!TFPも鎭野が沈め、14-0と突き放す。
再開後の明大の攻撃は敵陣28ヤードから。相手のパスプレーを止めることができず、5度1stダウンを更新され、自陣5ヤードまで攻め込まれる。その後、法大ディフェンスのパスインターフェアランスの反則による罰退などで、自陣1ヤードまで迫られる。最後は明大にランで押し込まれ、TDを許す。さらに、TFPも決められ、前半残り1分を切ったところで、14-6と追い上げられる。
それでも、法大は再開後の攻撃でRB宮本がキックオフリターンから快足飛ばして、そのままTD!TFPも決まり相手に流れを渡さず、21-7とリードを広げて前半を終えた。

宮本のキックオフリターンからのTDで突き放した

後半は法大のキックオフからスタート。
明大の攻撃はオフェンスにミスがあり、パントを蹴らせる。
しかし、K鎭野の約35ヤードのFGが惜しくも失敗に終わるなど、再び攻撃権は明大に。
明大の攻撃は敵陣28ヤードから。要所でパスを決められるなど、自陣45ヤードまで侵入される。すると、3rd&6から約40ヤードの超ロングパスを通され、TDを許す。TFPも決められ、21-14と7点差に詰め寄られる。
さらに、再開後の法大の攻撃は1stダウン更新まで残り1ヤードで、ギャンブルを選択するも失敗に終わり攻守交代。
明大の自陣31ヤード地点からのビッグチャンスを迎えたところで3Qが終了。

ディフェンス陣は鋭いタックルが光った

不穏な空気が法大に流れる中、4Qが始まった。
明大にランで2度1stダウンを更新されて、ゴール前9ヤードまで攻め込まれる。最後は2nd&goalからパスを決められ、TDを奪われTFPも決まり、21-21とついに同点に追いつかれる。
その後は、QB菊地祥(法2=法政二)からWR阿部へのパスが惜しくも失敗になるなど、互いのディフェンス陣が粘りパントを蹴り合う展開に。
試合時間残り6分で、再び法大の攻撃となった。QB田邊悠人(営1=日大高)のキープなどでゲインを重ねる。その後、法大の※ホールディングの反則があり、10ヤードの罰退があるも、この試合大活躍のRBがカバーして、1stダウンを更新。敵陣15ヤードまで攻め込む。迎えた3rd&1で、QB田邊からWR平泉へのパスが決まりTD!K鎭野のTFPも決まり、28-21と勝ち越しに成功する。

平泉の見事なパスキャッチ

再開後の明大の攻撃は少ない時間で、同点を目指しパスプレーが多くなる。ここで、法大が誇るディフェンスリーダー DB岡村のインターセプトが炸裂!攻守交代となる。
最後は※ニーダウンで時計の針を進めて試合終了。

ホールディング・・・相手をつかむ反則行為を意味する。オフェンスチームが反則をすると10ヤードの罰退。ディフェンスチームが反則をすると、5ヤードの罰退が適用される。
ニーダウン・・・スナップ直後にQBが膝を地面につけて、故意にプレイを終了させて時間を消化することを意味する。

インターセプトを見せたディフェンスリーダー岡村

関学大、慶大と敗れていただけに、明大からの1勝は法政ORANGEにとって大きなものとなった。4Qで同点に追いつかれながらも、最後はオフェンス、ディフェンス共に粘り強さを発揮。特にこの試合ではRB陣の活躍が光った。秋のリーグ戦でも明大からの勝利を期待したい。

(記事:松野要)

選手インタビュー

DL/三村 円仁(営4=駒場学園)

ーー今日の試合を振り返って
前回の慶大戦に負けてて、どこか自分たちの違うところを見せようというふうに話してたのですが、結果的にギリギリで勝っている場面があったので、そこはちょっと悔しい気持ちもありますし、圧倒したかったなという気持ちはあります。

ーー試合後のハドルでどのようなことを話したか
ディフェンス全体では今はけが人が多くて、普段出れない人たちが出るという場面が多かったのですが、そこに対しての4年生からのアプローチとか、下級生に対してのアプローチというところがもう少し試合前から準備できたかなという感じはありますね。

ーーこの試合で良かった点は
前半に関しては21対7っていう結果になってるので良かったです。しかし、後半はオフェンスに関しても攻めきれない部分とか、ディフェンスでも点を取られてしまったので、いいムードを後半に持ち込むことができなかったというのは反省かなと思います。

ーー 関学大、慶大に敗れてディフェンスとしてどのように修正してきたか
まずは試合に出れるメンツを増やすというところです。層が厚いほど(メンバーを)回して入ったりということができるので、フレッシュな状態でプレーできるというところでまず下級生の育成というところです。あとは上級生が試合に出るメンツとして自信を持ってプレーできるように、普段の練習からお互いに声を掛け合って、アサインメントだったりとか、あとはフィールドでの態度というふうに細かなところから修正していきましたね。

ーーDL陣でこの試合意識していたことは
負けてしまった関学大戦、慶大戦ともに、DLで勝てたというところを見せられなかったので、試合に出る各々のメンツの底上げというところを取り組みました。DLで見せ場を作るというところを、強い相手に対してできなかった部分がありました。明大は前の試合で日体大と試合して負けたというところもあって、自分たちの強さを見せつけるというところでも、QBサックとか、ロスタックルとかで目立ちたかった部分はありました。ただ、そういうところをDLとして結果を残せなかったので、そこが悔しいかなというふうに感じます。

ーー関大戦への意気込み
関大が先日の試合で立命大に勝って、競ってたとはいえ、日本一を2連覇してる相手に対して勝ちきったということで、明らかに強いということなので、今チーム雰囲気としては何か変えないといけないというところが大きいです。そこを関大戦までにアジャスト、アプローチしていって、最高のチームの状態で雰囲気もいい状態で関大に臨みたいなと思います。

QB/菊地 慶(法4=法政二)

ーー今日の試合を振り返って
前半はすごくテンポのいいオフェンスを展開できたと思うんですけど、それを試合を通して継続することができないという自分たちの継続力の無さが浮き彫りになった試合なのかなと思います。

ーー最終終盤に粘りを見せた試合だったが、チームとしてどのような意識があったのか
後半、得点できるシリーズが少なかったんですけど、その中でもオフェンスの雰囲気が落ちずにやれた結果が最後1本取れて勝利につながったのかなと思うので、そこはいいところではあると思います。ただ、どのドライブも得点しなきゃいけないと思うので、そういったところの維持は課題になっていると思います。

ーー関学大、慶大に敗れてオフェンスとしてどのように修正してきたか
ランに関してはやはりもっとランを出さないといけないですし、もっとOL、RBがフィニッシュをしないといけないですし、そういう全体のフィニッシュというところについて追求しないといけないという会話をしているところです。パスに関してはやはりどの試合もパス成功率がすごく低い試合が多くなってしまっているので、日々の練習外での合わせだったり、会話だったり、そういうところ重点的にやっている最中という感じです。

ーーコーチと長く話をされていたがどんなことを話していたのか
先ほど会話をさせていただいてたのがオフェンスコーチの菅原さんなんですけど、今年学生主体でオフェンスを進めていくにあたって、やはり学生だけでは見えない課題だったり、修正点などが色々あります。そういったところを菅原さんは毎週来ていただいていて、僕が4年生のQBということで具体的な戦術などについて色々詳細に伝えていただいていたという感じです。

ーー前半はランが多く、後半からはパスが中心だったように思うが
明治大学さんのディフェンスが前半は割とラン、パスをバランスよく守っていた形なので、自分たちの1番のストロングポイントにしたいランプレーを多く展開していた形でした。後半になってそのランプレーに対して厚い守り方を明治大学さんがされていたので、そこに対してパスを増やしていこうという形でプレイコールされていたのかなと思っています。

ーーQB・弟の菊地祥(法2=法政二)選手、田邊悠人(営1=日大高)選手をどのように見ているか 
僕自身あまり特段肩が強いとか、特段足が速いとか、そういった選手ではないんですけど。弟の祥であればすごく肩が強かったり、1年生の田邊であればすごく足が速かったり、そういう身体能力的な特徴を2人は持っていて。そういったところから成立するビッグプレーを練習から2人とも繰り出してくるので、そこはすごいなと思いつつ、やっぱり自分が参考にできるところは参考にしたいなということで、すごく刺激になっている存在です。

ーー弟の祥選手とは家でも何か話されるのか
そうですね。結構僕ら兄弟は仲いいので、わりかしアメフトの話もしますし、普通のプライベートの話もしますね。僕は家でアメフトのゲームめっちゃやるんですけど、弟は一切やらないです。(笑)

ーー田邊選手は1年生だがどのような部分にすごさを感じているか
クラッチ能力、決めきる能力がとてつもなく素晴らしい選手で、それはパスにおいてもランにおいても、やっぱり決定力のあるプレーをすごく見せてくれます。その決定力という点は本当に僕もまだまだ伸ばしていきたいところでもありますし、すごく彼を日々参考にさせていただいてます。

ーー関大戦への意気込みを
今年の関西大学さんは下馬評では全国ナンバーワンぐらいのレベルのチームなので、そういったチームに対して僕たちが果敢に挑む姿というのをファンの方々に見せていきたいなと思っています。3週間空くのでしっかり準備して臨みたいなと思います。

RB/ 今手 太陽(キャ2=駒場学園)

ーー今日の試合を振り返って
最近チームの雰囲気としてはあまり良くなくて、その中で迎えた試合で、オフェンスとして前半はいいテンポで進められていた部分はあったんですけど、自分1人で1回で持っていけるプレーもあって、自分のフィニッシュの甘さが出たかなと思います。

ーー前半はランが多かったがチームとして意識していたのか
オフェンスとしてはしっかりランを出していいテンポを作ろうという感じだったので、それは意図的にしていました。

ーーRBユニットの課題は
今日の試合でもあったように、最初いいところまで走るのはみんな本当にできるようになってきていると思うんですけど、TD1本持っていける、持っていけないというフィニッシュのところが全体的にまだ甘い部分があるのかなと思っています。

ーー学年リーダーとして日頃から意識していることは
自分の学年はチームの中で見ても結構人数が多くて。それぞれ色々な考え方があると思うんですけど、なるべくみんなの話を聞きながら、しっかりチームの理念に沿ってみんなが同じ方向を向いていけるように頑張っています。

ーー関大戦への意気込み
個人的には仲がいい友達が関大にいて、久しぶりに会えるというのもあるんですけど、この春自分たちは関学、慶應、明治とやって2回負けてしまっている一方で関大は関学に勝っていて。相手がどうであれオフェンスはやること変わらないので、しっかりできることを最大限して、自分たちのフットボールというのを表現できたらいいかなと思います。

(取材、撮影:加納正義、松野要、印南空音、川邊暖乃、黒岩なつ子、田中心之祐、山田竣矢)

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