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【サッカー】第96回関東大学サッカーリーグ戦 第20節 法大 0-1 明大 首位・明大の壁は高く 守備陣が奮闘も1点が遠く黒星を喫する

2022年10月30日(日)
JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦 1部 法大ー明大
AGFフィールド

3連戦の最後となる宿敵明大との一戦。インカレ出場権確保に向け白星が欲しい法大だが、序盤から明大に主導権を握られる。何度もピンチを迎えるも粘り強い守備で得点は与えずスコアレスで前半を折り返す。しかし後半開始早々一瞬の隙を突かれ失点。同点に追いつきたい攻撃陣だったが、首位明大の壁を崩せず。2試合連続無得点で順位も5位に後退した。


サイドからチャンスを演出した若林

試合結果

トータル試合結果

0
法政大学
0 前半 0 1
明治大学
0 後半 1

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
62分 交代 法大 髙橋馨希→中村翼
67分 交代 法大 中川敦瑛→青木俊輔
77分 交代 法大 久保征一郎→相澤デイビット
77分 交代 法大 若林龍→大迫蒼人
85分 交代 法大 細谷航平→渡邉光陽

スターティングメンバー

背番号 ポジション  選手名 学部・出身校
1 GK 中川真 スポ3・徳島市立
2 DF 堀江貴大 社会4・昌平
5 DF 落合毅人 経済4・新潟明訓
32 DF 竹内豊 現福2・新潟明訓
6 MF 細谷航平 社会3・サンフレッチェ広島ユース
14 MF 萩野滉大 現福4・名古屋グランパスU18
7 MF 若林龍 現福4・桐蔭学園
17 MF モヨマルコム強志 現福3・東福岡
11 MF 髙橋馨希 社会3・常葉大付属橘
26 MF 中川敦瑛 経済2・横浜FCユース
22 FW 久保征一郎 経済3・FC東京U18
サブメンバー
21 GK 近藤壱成 経済4・ジュビロ磐田ユース
13 DF 日高華杜 経済1・大津
23 DF 市川侑生 現福4・浜松開誠館
34 DF 渡邉光陽 経済2・尚志
29 MF 青木俊輔 社会3・東福岡
31 MF 中村翼 経済2・横浜F・マリノスユース
38 MF 大迫蒼人 経済1・FC東京U18
19 FW 石井稜真 経済2・アビスパ福岡U18
39 FW 相澤デイビッド スポ1・日本文理

 

 試合後順位表

順位 大学名 勝点 試合数 勝-分-負 得点/失点 得失点
1位 明治大 44 20 14-2-4 39/22 17
2位 東京国際大 39 20 11-6-3 39/15 24
3位 桐蔭横浜大 35 20 11-2-7 34/21 13
4位 筑波大 34 20 10-4-6 27/18 9
5位 法政大 32 20 9-5-6 28/28 0
6位 東洋大 31 20 9-4-7 30/20 10
7位 拓殖大 28 20 8-4-8 34/33 1
8位 国士館大 27 20 7-6-7 33/24 9
9位 流通経済大 20 20 5-5-10 26/52 -26
10位 駒澤大 17 20 4-5-11 22/39 -17
11位 早稲田大 14 20 3-5-12 16/34 -18
12位 順天堂大 13 20 3-4-13 17/39 -22

 

前期リーグ途中経過

日付 対戦校 結果 会場
1 5月22日 東洋大 〇2-1 非公開
2 5月18日 国士館大 ●0-2 非公開
3 7月1日 筑波大 △0-0 非公開
4 6月1日 順天堂大 〇3-1 非公開
5 7月30日 桐蔭横浜大 〇1-0 非公開
6 5月14日 拓殖大 ●0-4 保土ヶ谷公園サッカー場
7 5月29日 東京国際大 〇1-0 非公開
8  6月5日 流通経済大 △1-1 流通経済大学龍ヶ崎フィールド
9  6月11日 明治大 〇1-0 味の素フィールド西が丘
10  6月15日 駒澤大 ●0-1 非公開
11  6月18日 早稲田大 〇2-0 非公開

後期リーグ途中経過

日付 対戦校 結果 会場
12 9月10日 国士館大 △0-0 非公開
13 8月9日 桐蔭横浜大 ●1-2 非公開
14 10月25日 順天堂大 △0-0 非公開
15 10月2日 拓殖大 〇2-1 レモンガススタジアム平塚
16 10月9日 駒澤大 〇4-3 非公開
17 10月12日 流通経済大 △4-4 非公開
18 10月16日 筑波大 ●2-5 非公開
19 10月22日 早稲田大 〇2-0 非公開
20 10月30日 明治大 ●0-1 AGFフィールド
21 11月5日 東京国際大 三ツ沢公園陸上競技場
22 11月12日 東洋大 日体大横浜・健志台サッカー場

マッチレポート

前節の順大戦ではスコアレスドローに終わり勝ち点3が欲しい中迎えた首位の明大との一戦。
試合は序盤から明大ペース。開始早々正田徳大のシュートを皮切りに、佐藤恵允、太田龍之介らを中心に積極的にゴールへ迫る。7分、明大はロングスローからチャンスを迎えるもGK中川真(スポ3=徳島市立)がセーブ。法大DF陣は粘りの守備を続け猛攻を凌ぐ時間が続く。訪れたチャンスは12分、ロングスローのクリアボールに若林龍(現4=桐蔭学園)がミドルシュートを打つも相手DFに当たりゴールとはならず。続くCK、一度はクリアされるも髙橋馨希(社3=常葉大付属橘)が前線へ放り込むと落合が頭で落としたボールが相手DFに当たり角度が変わるもポスト直撃。20分には若林が左サイドから持ち込み、流れたクロスにモヨマルコム強志(現3=東福岡)がシュート。少ないながらもチャンスをつくるが自分たちの攻撃の形をつくることができず得点は奪えない。

前半は両者無得点で終え折り返した後半。攻撃のリズムをつくりたい法大だが48分、太田に決められて先制を許してしまう。その後も明大のペースで試合が進んでいきなかなか波に乗れない法大だが58分、細谷航平(社会3=サンフレチェ広島ユース)のスルーパスに久保征一郎(経3=FC東京U18)が合わせるもゴール右に外れる。77分には相澤デイビッド(スポ1=日本文理)と大迫蒼人(経1=FC東京U18)の1年生を投入。87分はロングスローのクリアボールに中村翼(経2=横浜Fマリノスユース)、89分には竹内豊(経2=新潟明訓)が合わせるもネットを揺らすことができずホイッスル。最後まで集中を切らさずボールを支配した明大が2年ぶりの優勝に大手となる勝ち点3を掴んだ。
リーグ戦も残り2節。次節も引き続き上位との戦いになるが熱いプレーを期待したい。

                                    (記事・大隈慶吾/撮影・二瓶堅太)


途中出場の大迫

選手コメント

井上平監督

―今日に試合を振り返って
力負けですね。狙いをやらせてもらえませんでした。

―あまりチャンスが作れませんでした
クロスの狙いを持っていたんだけど、ウイングバックのところもちょっと低くて、シャドウも含め、そういう状況を作れなかったのが一番自分たちの狙いが出せなかったところかなと。多分力はあるので、そこにどう持って行くのかを整理できていればよかったかなと思います。

―細かいミスが目立ちました
真ん中の一番大事なところに違いを作るのが得意な選手がいなかった分、もうちょっと外から運ぶ状況を作れればよかったんだけど、ピッチコンディションもあったのかな。それでもシンプルに止めて蹴るは出来なきゃいけないし、つながないといけないので、それが出来ないと正直厳しい。つなぐ練習をしている中で、このピッチの中でちゃんと技術を発揮できなかったのはそれぞれの個の技術とうちの選手は倒れている回数が多かったので、そこも鍛えなおさないといけないなと思いました。

―相手は首位の明大でした
やっぱり個の力っていうのが強かったなと。そこをどう超えていくのか、もちろん個としても超えていくし、組織としても超えていくし、両方を目指せるようにやっていければなと。

―後半から相澤選手、大迫選手、渡邉光選手と下級生をピッチに送り出しましたが
新人戦も彼らは頑張っていたし、ワントップで出たデビ(相澤デイビッド)も点を取って勝たせることが出来ていたのでね。今選手の怪我が多くなっている中で、下がここからどう出ていくのかというのは大事だから、今日の試合でも(渡邉)光陽のところは少し前でヘディングしたシーンもあったし、デビもヘディングで勝っておっとなるプレーもあったし、(大迫)蒼人も一本でも(クロスを)上げられる状況が作れればよかったけどね、彼らがこれからどれだけ活躍してくれるかがうちがインカレ出れるのか、インカレでどう戦っていけるのかというのがかかってくるのかなと思います。

―今季も残り2試合となりましたが、今後に向けて
後の東国と東洋も個が強いからね。まず怪我人の所は早く治して戻ってこなきゃいけないのと、残っている選手はより自分たちのサッカーができるように、また三ッ沢で天然芝でやれるのでその中でちゃんと止めて蹴るをできるように、一週間頑張っていきたいと思います。

細谷航平

―今日の試合を振り返って
今日の試合は前半押し込まれる時間が長くて、前半はよく耐えてたと思うんですけど、後半になって一瞬の隙から点を取られて、そこから取り返す力というかエネルギーが自分たちには足りなかったなと感じました。

―相手は首位の明大でした
前半ずっと押し込まれる時間が長かったし、後半も一本狙うという形でしたかチャンスを作れなかったので、力の差を感じました。

―攻撃面ではチャンスもなかなか作れませんでした
クロスからというのをチームの狙いとしてやっていたんですけど、クロス自体少なかったし、狙った形がほとんど出なくて、そこが良くなかったなと思います。

―ボランチやCBと今季は様々なポジションでプレーしていますが
今はチーム状況的にボランチもやることになっていて、CBとかもチャレンジしているんですけど、個人的にはどっちもできるようになりたいですし、まずはボランチでレベルアップしてからCBもどっちもできる選手になりたいなと思います。

―ミラーゲームになりましたが明治の圧というのは感じましたか
マンツーマンで当ててきてるなというのはすごく感じて、その個で来る相手に対して個で打開できなかったのが今日負けた原因かなと思います。

―前半流れが法政に来たシーンもあったと思いますが
やっていた感じではあまり流れというのは掴めた感じがしなくて、マンツーマンで来てる分一人が打開できればチャンスには出来ていたんですけど、その回数が思ってたより少なかったのでこの結果になったのかなと思います。

―明大から学ぶことは
今回個で勝たないと勝てないなというのは感じたし、前から来てくれる分前線の選手と関係性が作れたらチャンスを増やせたなとは感じました。

―明大との差は
個の部分はマンツーマンで来る相手に対して外すような動き方とか強い相手に対して、そこを伸ばさないと勝てないなと感じました。

―今後に向けて
インカレまであと2つ試合が残っていて、それに勝たないと厳しい状況だと思うので、まずはそこの2つ勝てるようにチームとして準備しなきゃいけないし、また相手も上位のチームとの戦いになるのでもっと練習から見直して、全員でやっていく必要があるのかなと思います。

若林龍

―今日の試合を振り返って
インカレ出場に向けて絶対に勝ちたい試合で、法政の粘り強さは出せたんですけど、自分たちの今回出したかった思いだったり自分の所からのクロスというのがあまりできなかったので、すごく残念です。

―首位・明大との差は感じましたか
強度というところで自分たちは転んじゃったり、負けてしまっている所があったので、日ごろの練習から強度というところにこだわっていかないと、東京国際さんであったり明治さんには勝てないなと感じました。

―今日の試合では多くの下級生がプレーしました
特徴のある選手たちがトップチームに来ていると思うので、4年生ですけどやっぱりその人たちと競争という意味では1年生もすごく頑張っていると思いますし、仕事の面であったりサッカー以外でもやることが多いと思うんですけど、それをこなしながらサッカーも上手くやれていると思うので、そこはチームにいい影響を与えてくれていると思います。

―攻撃の時間は全体的に短かった中、自身のサイドからチャンスを作るシーンも見られましたが攻撃面に関して
自分の特徴はやっぱりドリブルだと思うので、自分のところからチャンスを作れるようにはいつも心掛けているんですけど、チャンスを作っても結果に結び付けないと意味がないと思うので、やっぱりチャンスの数をもっと増やすか、ひとつひとつの質を上げるしかないかなと思います。

―残りの試合に向けて
やっぱり試合に出るものは日々の積み重ねでしかないと思うので、そこを突き詰めていかないとインカレ出場という権利を得られないと思うので、ハギ(萩野滉大)を中心にですけど、日々の練習を質高く積み重ねられるように頑張っていきたいと思います。


今季もあと2試合 インカレ出場権確保に向け真価が問われる

フォトギャラリー

試合の写真は、スポーツ法政新聞会の公式ツイッター、また公式インスタグラムに掲載いたします。

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