• HOME
  • 記事
  • 硬式野球
  • 【硬式野球】大躍進を遂げ悲願の初勝利をつかんだ助川太志 ラストシーズンは全国制覇へ導く大エースへ(春季リーグ戦振り返りインタビュー①)

【硬式野球】大躍進を遂げ悲願の初勝利をつかんだ助川太志 ラストシーズンは全国制覇へ導く大エースへ(春季リーグ戦振り返りインタビュー①)

助川 太志 投手

ーー今季チームとしては4位だったが振り返って
特に後半戦は毎試合あと1本、あと1球という試合で。ただ、それさえチームとしてもう1度この夏に取り組めば、秋は優勝も狙えるような内容のリーグ戦だったとは思います。

――今季のご自身の成績を振り返って
1勝できたことはすごく嬉しかったですね。
(――ここまでの活躍はご自身で想像していたか)前半はショートイニングしか投げていなかったので、必然的に規定に乗っている他の投手よりも防御率等の数値は低く現れるのはちょっとずるい部分もあると思いますけど、第1先発と第3先発をずっと守り続けられたというのは、すごく自信に繋がりました。

――試合前のバッテリー陣の円陣で行っている掛け声は助川選手考案だと伺ったが
毎季決まったルーティーンみたいなものをバッテリー陣でやっているんですけど、今回は何にしようかなと考えた時に、平塚学園の「オールオッケー」という円陣をちょっと改良してみました。
(――あれは何をしているのか)オッケーマークを最後に作っていて、平塚学園は「1、2、3、シャー、オールオッケー」だと思うんですけど、僕たちはシンプルに「オールオッケー」だけです。来季はどの高校のをやるかわからないですけど、誰かが考えてくれると嬉しいです。

――開幕投手を務めたがどのように伝えられたのか
法政OBの集いみたいな激励会があって、その時に大島さんとほんの少しだけ隣で一緒にいる時間があったんですけど、その時に言われました。
(――どのように伝えられたのか)「開幕投手助川って言っておけばよかったね」と言われて。
(――伝えられた際の心境は)冗談言ってるのかなと思いました(笑)

――大島監督は「絶対負けない」という強い気持ちを買って、助川選手を開幕投手に選んだと見たが大島監督とお話は
開幕投手とか、第1先発とかそういった話はしていないですね。自分は投げると言われたら投げるだけです。

――リーグ戦初先発で開幕マウンドを託されたが緊張は
あまり緊張はしなかったですね。集中していたら気づいたら試合が始まっていて、気づいたらマウンドに上がっていて、気づいたら試合が終わっていました。
(――開幕戦で意識していたことは)本当に無我夢中で。あまり考えていなくて、このまま抑えられそうと思った感覚のまま投げた感じですね。

――早大3回戦で勝ち点を取った際は喜びが爆発していたが、あの試合を振り返って
本当に苦しい試合で、もう負けるなと思いました。寺尾(拳聖、早大4年=佐久長聖)君の超ファインプレーを見た時と、寺尾君の二塁打でノーアウト二、三塁になった時は、終わった、やってしまったと思ったんですけど、気づいたら勝っていて。あの試合は朔(櫻田、法2=青森山田)がやってくれましたね。あと、はり(針谷隼和、営4=桐光学園)のピンチの場面での三振と、境(亮陽、営2=大阪桐蔭)のバッティングも。多分もっと良いシーンはいっぱいあったと思うんですけど、見ていても面白い試合だったと思います。

――東大戦では助川選手は好投を見せたものの、勝ち点を奪われる展開になってしまったが
すごく東大打線の振りが良くて、慶応の第3戦を除けば1番捉えられている感覚があって。多分風がなかったら大量失点していたぐらい、タイミングだったりがもうばっちりあっていたので、本当に怖い打線でしたね。自分は投げていて1番東大が嫌でした。

――序盤立大、早大と好スタートを切ったものの、東大戦以降失速したがその要因は
東大戦の初戦を落としたというところで、選手の中でも少なからず動揺があったと思います。東大の打線だったり守備は、本当に執念あるプレーで、それに飲まれてしまった部分があるので、東大戦の初戦を落としてしまったという僕の責任でもあると思います。

――慶大1回戦は目標だと仰っていた初勝利を挙げたが
今までやってきたフィールディング等の成果も出て、自分がこの4年間積み重ねてきたものが形になって、それがチームの勝ちにも繋がって、一生忘れられないような試合になりました。

――この試合は降板した後も泣きそうになりながら応援していたが、あの時の心境は
これ朔打たれるわって思って(笑)僕の中では1点取られたら勝ち投手の権利がなくなるという部分が、正直ずっと試合中頭にあって。朔が急にランナーを出し始めたので、これは本当に勝ち消えるな、朔本当に頼むと思いながら見ていたら、ちょっとなんか泣いているみたいな雰囲気になっちゃいました(笑)実際朔が抑えて、嬉しくて泣きそうにもなったんですけど、必死に声を出していたという感じです。

――慶大3回戦は中一日での先発登板だったが、体力的に厳しいところもあったのか
リーグ戦後半という部分もあって、体の疲労は感じていたんですけど、自分の感覚は正直すごく良くて、自信を持って投げていて。結構いいコースに投げれている感覚はあったんですけど、慶應打線の対応がすごすぎて、投げる度に打たれてしまって、止め方がわかりませんでした。僕別に調子悪くないんだけどなと思っていたんですけど、そんな慶応打線を上回れるような練習を夏にして、秋絶対にやり返します。

――明大1回戦は延長11回を1人で投げ切ったが
あの試合はすごくコントロールが良くて、慶応の第3戦でのいい感覚をそのままの形で明治戦で継続して投げたら、すごくいい感じのリズムとバランスで投げることができました。あまり体力的疲労を感じることなくロングで投げることができたと思います。

――試合後は涙も見られたが
うまくいかないなと思っていました。
(ーー交代の話はなかったのか)僕は何も言われていなかったので、毎回行く前にちょっと確認していました。

――今季は大躍進を遂げたが
数字だけを見ればちょっとできすぎている部分があって、僕の能力では本来この数字は残せているはずがないので、そこはキャッチャー陣の努力の成果と野手陣のおかげなのかなと思います。来季はもっと実力を伸ばして、これ以上の数字を狙えるようなピッチングをしたいです。

――周囲の方からの反響は
学部の友達何人かは褒めてくれて、すごく嬉しかったです。ピッチャーの先輩の多くの方からも連絡をいただいて、自分も頑張れましたし、励みになりました。
(ーーご家族の反応は)毎試合見てくれて、1番リーグ戦を楽しんでいました。

――前半は短いイニングでの起用が中心だったが
勝つ最善の選択がそのタイミングでの交代だっただけで、リーグ戦の後半にロングで投げられるようになったのは、自分が少し成長できた証なのかなと思いました。

――昨年は投手陣の失点が目立った中で、今季は最少失点の試合が多かったが
やっぱりフォアボールの数が減ったような感じがしますね。明らかにカウント負けする場面は減りましたし、ほとんどのピッチャーがストライクゾーンに自信を持って投げられていたんじゃないかなと思います。

――今季はストライク先行でテンポのいい投球が光ったが
自信を持って投げることを意識しました。今まではコーナーをつこうと意識しながらも、心の中では打たれるのが怖くてどこか逃げている部分があったんですけど、今季は自信を持ってコーナーに投げられましたし、たまには大胆に投げることができたのが良かったと思います。

――防御率は2.15でリーグ3位だったが
崩れる前に変えてもらっているというところがすごく大きくて。本来の先発投手の役目でもある完投を狙うようなピッチングをしていれば、もっと防御率は悪化していただろうと考えられるので、この数字に甘えず、決して内容は良くないということを自覚しながら練習していきたいと思います。

――今季の試合で一番印象に残っている試合とその理由は
やっぱり明治の1回戦ですかね。自分が11イニング投げられたということが自信になったというのもあるんですけど、「第1先発をしている人間があそこで失点してはいけない」という言葉を高村さんからいただいて。すごく悔やまれるような一球を投げたという部分があるので、ああいう失投がないような精神状態を作る練習をしていきたいと思います。

――特に印象的だった打者は
早稲田の岡西(佑弥、早大4年=智弁和歌山)君です。去年からずっと継続して打たれてしまっているので印象に残っています。

ーー意識している選手として針谷隼和(営4=桐光学園)選手の名前を挙げていたが、最上級生投手のお二人で何かお話は
はりが1人で全部引っ張ってくれていて、練習とかも僕は1人のんびり元気よくやらせてもらっているだけで、投手陣を引っ張ってくれているのはうちのリーダーです。

――チームとして優勝に足りなかったことは
チャンスでの1球、ピンチでの1球という正念場でのワンプレーが大きいのかなと思いますね。プレッシャーの中、いつも以上に自分の力を発揮できるような精神状態だったり、チームの雰囲気を作るのがすごく大事になってくると思います。

――卒業後の進路は
まだ特に決まっていないです。

――夏に取り組みたいことは
球速と新球種を覚えたいと思います。

――来季への目標を
全国制覇をさせてあげられるような大エースになることです。あと、最多勝を取ります。

――ファンの方々へメッセージを
今年はいつもの法政じゃないぞというところを見せるということで始めたチーム藤森でしたが、春は不甲斐ない結果で終わってしまいました。ですが、スタンドなどの雰囲気も含め、すごくいいものが見れたので、しっかりチームの思いを勝ちにつなげられるように全力で腕を振って貢献します。

(インタビュー:古川千遥)

助川太志(すけがわ・たいし)
GIS4年・2004年6月24日生まれ
千葉県出身・茗渓学園
180cm77kg・右投右打
今季成績:7試合 1勝2敗 25奪三振  10四死球 自責点9 防御率2.15

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

【春季リーグ戦振り返りインタビュー一覧(公開次第更新いたします)】

藤森康淳(営4=天理)主将
片山悠真(文4=八王子学園八王子)副将
土肥憲将(キャ4=鳴門)副将
助川太志(グロ4=茗渓学園)投手 【硬式野球】大躍進を遂げ悲願の初勝利をつかんだ助川太志 ラストシーズンは全国制覇へ導く大エースへ(春季リーグ戦振り返りインタビュー①) – スポーツ法政
針谷隼和(営4=桐光学園)投手
菅井颯(営3=日大山形)投手
名取由晃(経3=川越東)投手
櫻田朔(法2=青森山田)投手
槙野遥斗(営2=須磨翔風)投手
秋田康介(法1=大分舞鶴)投手
富田櫂成(営1=帝京大可児)投手
井上和輝(法2=駿台甲府)捕手
金谷竜汰(法4=東海大菅生)内野手
今泉秀悟(キャ3=石見智翠館)内野手
熊谷陸(人3=花巻東)内野手
中村騎士(営3=東邦)内野手
奥村凌大(営1=横浜)内野手
境亮陽(営2=大阪桐蔭)外野手

 

関連記事一覧