【硬式野球】復帰登板を果たした針谷隼和 18番を背負う右腕は背中で投手陣を導き集大成の秋へ(春季リーグ戦振り返りインタビュー⑰)
針谷 隼和 投手
――今季は4位だったがこの結果を振り返って
最初の2カードは他の投手陣が頑張って勝ち点を取ってくれましたし、最初の勢いは良かったと思うんですけど、東大戦から負けが続いてしまって、もったいない春のリーグ戦だったなという印象です。
――今季のご自身の成績を振り返って
自分的に投げられるか投げられないか分からない状況の中で、早めに2カード目から投げることができたので、そこは良かったと思うんですけど、東大戦とかは自分が負けに繋げてしまったので、そこは責任を感じますし、悔しい気持ちが大きいです。
――背番号18をつけることになった経緯は
大島さんから、「18で行くぞ」ということをリーグ戦前に言われたんですけど、言われたのがけがをする前で、多分大島さんの理想通りの結果ではないと思うので、申し訳ないなと思います。
(――監督に言われた際の心境は)今までも篠木(健太郎、令7年卒=現・横浜DeNAベイスターズ)さんであったり、歴代の素晴らしい方々がつけてきた番号なので、自分がつけてしっかりとその背番号にふさわしいピッチングができるか不安でした。でも実際投げてみたら、そこまで背番号を気にすることなく投げられたかなと思います。
――18番の重圧は
先輩方皆さん素晴らしい結果を残していたので、自分も結果を残さないとという気持ちが大きくて。でも、それに対しての準備はやってきた春だったので、そこまで気持ちが高ぶりすぎることはなかったです。
――ピッチャーリーダーとして、今季投手陣をまとめる上で意識したことは
去年の冬ぐらいに投手リーダーを務めるとなって、自分はあまり言葉で引っ張るタイプではないと思ったので、行動として1番長く練習することは意識していました。技術面だけではなくて、日頃のトレーニングだったり、準備とか片付けの面でも下級生に任せないようにすることを心がけて、来年に繋げて良い文化が残ればいいかなと思って今もずっと取り組んでいます。
――今季は投手陣が粘り最少失点の試合も多かったが、昨年から変えたことは
昨年に比べて、冬の期間であったり試合がない時期に、全体で課題を統一してやることや目的を共有した上で取り組めたことが良かったと思います。特に投げ込みなんですが、150球くらいはみんな投げ込んで、その中でもアウトコース低めに投げることを共通させて続けることができたので、それが結果として出たのかなと思います。
――下級生の投手も多く活躍していたが
1年生は入ってきた段階で即戦力だなという選手が多かったです。オープン戦などを通じて投げていく中で、最初はチームを勝たせるとかそういうことよりも、自分の持っているものを全部出してほしいという思いがあったので、とにかく投げやすい環境を作るために取り組んできたかなと思います。
――今季は早大2回戦からの登板と合流が遅れたが
2月までは通常通り投げられていたんですけど、3月ぐらいから血行障害になってしまって合流が遅れてしまいました。指先が冷たくなっちゃって、ボールが抜けてしまうんですけど、3月の初めに投げられなくなってしまって。まだ完治はしていないんですけど、1カード目が終わったあたりで投げられるようになったので、本当に急遽投げることになりました。自分もリーグ戦の最後の方で少し投げられればいいなと考えていたので、思っていたよりもだいぶ早く投げられたかなと思います。
ーー早大2回戦では約1年ぶりの神宮登板となったが、久しぶりのマウンドに立ってみて
フレッシュは良かったんですけど、去年の春のリーグ戦に関しては全く良くなかったので、特に緊張とかはなかったんですけど、いい形でベンチに戻りたいなという思いは強かったですね。
――周囲の方からの反応は
ずっと治療してもらっていた高校の時のトレーナーの方や、ボーイズのコーチから、「久しぶりに投げれてよかったね」と言ってもらいました。先輩だと、藤森粋七丞(令8年卒)さんや宇山(翼、令8年卒)さんから連絡をもらいました。
――東大戦は17年秋以来となる勝ち点献上となったが、東大戦を振り返って
早稲田戦から回跨ぎのタイミングが課題で、東大戦もピンチの場面で登板してその場面は0で帰ってこれたんですけど、回を跨いで張られていた球が打たれてしまったと思うので、課題がはっきりした試合だったなと思います。
――チーム全体として勝ち点献上の原因はどこにあると考えるか
東大だからとか、そういった油断はなかったんですけど、1週空いたことによって、早稲田戦の3戦目とかの勝った時の感覚だったりが薄れていた中での試合だったので、試合に入っていく気持ちが早稲田戦や立教戦と比べて違かったのかなと思います。
――明大相手には2試合とも惜敗だったが、勝ち切るためにはどんなところが足りなかったか
明治戦は助川(太志、グロ4=茗溪学園)も頑張ってくれて。1点勝負ということで、投手と野手のレベルや力の差はそこまでないと思うので、劣勢の場面でのメンタルであったり気持ちの面が明治に比べて下回っていたんじゃないかなと思います。
――今季の試合で一番印象に残っている試合とその理由
早稲田の2回戦です。自分はオープン戦も含めて1ヶ月以上空いた中での試合だったので、試合の感覚だったり少し不安な部分はあったんですけど、しっかり打者と対戦できて、マックスも更新できたので、1番印象に残っています。
――同期の助川選手が第一先発として試合を作っていたことに関しては
オープン戦から1番いいピッチングしていたので、リーグ戦でもその調子で行ってくれるだろうなと思っていたんですが、しっかり先発として素晴らしいピッチングをしてくれたので、秋は自分と助川の2人で先発して、勝ち点を取っていきたいという思いがあります。
(――先発への思いはあるのか)絶対先発をしたいというわけではないんですけど、先発は4年生がやった方が姿勢で見せることができると思うので、秋は先発していきたいです。
――入学してからこれまでの3年間を振り返って
フレッシュで神宮の感覚が分かって、2、3年生と少し伸び悩んだんですけど、その中でもいろいろな先輩の取り組みを見たり、自分でもトレーニングなどのやるべきことを継続したり、成長は1年ごとにできていると思うので、それを最後、秋に全て完成させてぶつけていきたいです。
――他の選手のインタビューではストイックな選手として名前が挙がることが多いが、普段の練習で意識していることは
リーグ戦に向けては準備が大切だと思うので、リーグ戦から逆算して今何をやるべきなのかを考えて、1日1日を過ごすことを大切にしてますね。
――1日のスケジュールは
7時くらいに起きて、8時から12時ぐらいまで全体で練習して、12時半ぐらいにご飯を食べて。そのあとトレーニングを13時から16時ぐらいまでやって、寮帰ってちょっと休憩して、18時ぐらいにご飯を食べて、20時くらいからグラウンドに行って、ウエイトとは別のピッチングのこととかを少しやって、もう1回ご飯食べて終わりって感じですかね(笑)
――チームとして今季優勝に足りなかったことは
優勝を目指して、康淳(藤森、営4=天理)を中心に今までとは違った雰囲気で練習出来ていたので、慶應と比べた時に何が足りなかったかと考えると、慶應はベンチに入っている人以外も含めて全員で勝利を目指しているという印象があって。自分ももっと応援したいと思ってもらえるように行動したり、全員で優勝を目標にできるような練習が必要だと思いました。
――個人として見つけた課題と、それを踏まえて夏に取り組みたいことは
三振を取りたい場面で取れないことがあったので、今も取り組んでいるんですけど球種を1つ増やして、それをしっかり秋には完成させたいと思います。
――来季への目標は
来季は失点を減らしたいので、防御率を意識して、毎イニング0を並べるくらいのつもりで行きたいと思います。
――ファンの方々へ一言
春は最終的には4位という結果に終わってしまって、すごく不甲斐ないピッチングをしてしまったので、秋には見違えるくらいのピッチングをできるようにしていきます。秋も応援よろしくお願いします。
(インタビュー:古川千遥)
針谷隼和(はりがい・はやと)
経営学部4年・2004年7月3日生まれ
神奈川県出身・桐光学園
174cm78kg・右投右打
今季成績:5試合 0勝2敗 8奪三振 8四死球 自責点5 防御率5.00
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。
【春季リーグ戦振り返りインタビュー一覧(公開次第更新いたします)】


